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公園型樹木葬とは?特徴・費用相場・メリット・デメリットを徹底解説

最新編集日:2025年07年29日

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公園型の樹木葬って実際どうなの? 公園型と里山型との違いがよくわからない‥ そんな疑問をお持ちではありませんか。 公園型樹木葬は「都市近郊のアクセスのよさ」「公園のように整備された明るい雰囲気」が大きな特徴です。この記事では、公園型樹木葬を検討されている方向けに、以下の内容をわかりやすく解説します。 〈記事を読むとわかること〉 ● 公園型樹木葬の特徴 ● 公園型樹木葬の費用相場 ● 公園型樹木葬のメリット・デメリット 「自分には公園型が向いているのか?」「どの埋葬形式を選ぶべきか?」を判断するために本記事をご活用ください。

【目次】

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公園型樹木葬とは?

樹木葬には里山型・公園型・庭園型の3種類がある

公園型樹木葬の費用

公園型樹木葬のメリット・デメリット

よくある質問(FAQ)

まとめ

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公園型樹木葬とは?

公園型樹木葬霊園の明るい景観
樹木葬とは、樹木や草花を墓標とし、その周りに遺骨を埋葬する形式のお墓のことです。自然に還ることを望む方や、自然の中でお墓参りしたい方を中心に、近年人気が高まっています。多くの場合、永代供養が付いており、樹木や遺骨は霊園が管理・供養してくれます。また、承継者(お墓の後継ぎ)がいない方でも契約できます。 公園型樹木葬とは、文字通り「公園のように整備された」霊園の一画に設けられた樹木葬区画のことです。公園型樹木葬は都市近郊の霊園に多く、最寄り駅から徒歩や送迎バスでアクセスできます。従来の墓地のような暗いイメージはなく、四季折々の植物に囲まれた明るい空間になっています。

樹木葬には里山型・公園型・庭園型の3種類がある

里山型・公園型・庭園型の樹木葬の特徴を比較した図解
樹木葬には「公園型」以外に「里山型」「庭園型」があります。霊園が立地する場所(立地環境)による分類です。以下、それぞれの特徴について解説します。 里山型樹木葬 里山型は、都市郊外から離れた山のふもとや丘陵など、自然豊かな環境にある霊園での樹木葬です。 「自然に還る」という樹木葬本来のコンセプトに最も近いタイプで、自然保護や環境保全の意義も持ちます。 アクセスが不便な場合が多いのがデメリットですが、豊かな自然の中で故人を偲びたい方に選ばれています。 公園型樹木葬 公園型は、都市近郊に立地する霊園での樹木葬です。 スタッフの手入れにより、年間を通して明るく清潔な環境が保たれています。 アクセスのよさと管理の行き届いた環境が特徴です。 自然環境は里山型ほど豊かではありませんが、お参りのしやすさを重視する方に人気があります。 庭園型樹木葬 庭園型は、駅から徒歩圏内の霊園の一角に樹木葬区画を設けるタイプです。 草花や芝生、石畳の整然とした景観が特徴で、欧風庭園のような趣を持つタイプは「ガーデン型」とも呼ばれることもあります。 最もアクセスがよく、設備も充実しているため、利便性を最優先する方に選ばれています。

公園型樹木葬の費用

樹木葬の分類は、里山型・公園型・庭園型だけではありません。埋葬形式(遺骨をどのように埋葬するか?)によって「合祀(ごうし)型」「集合型」「個別型」の3つに分類されます。 この埋葬形式によって、最初にかかる初期費用は大きく変わります。 また、初期費用以外にもオプション費用年間管理費がかかる場合もあるため、費用の総額を把握することが重要です。 以下、それぞれ解説します。

合祀型の初期費用

合祀型の相場は10万円~30万円で集合型・個別型より安く抑えられます。 合祀型とは、骨壷から取り出した複数の方の遺骨を一つの区画にまとめて埋葬する形式です。土中で他の方の遺骨と完全に混じり合うため、遺骨を取り出すことも、故人を識別することもできません。 当サイトが実施した調査では、39.5%の方が合祀型を選んでおられ、そのうち60.9%が「費用を抑えられる」ことを理由に挙げています。この結果から「安さで選ぶなら合祀型」という傾向がみられます。

集合型の初期費用

集合型の相場は20万円~70万円で合祀型より高くなります。 集合型とは、1本の樹木(シンボルツリー)の下の納骨スペース(カロート)に、複数の家族の骨壺が納められる形式です。カロートは他の家族と共用ですが、遺骨は個別の骨壺に入った状態なので、他の方の遺骨と混じり合うことはありません。 当サイトの調査では全体の46.6%の方が集合型を選んでおられ、最も多い選択肢になっていることがわかりました。

個別型の初期費用

個別型の相場は30万円~100万円で3つの埋葬形式の中では最も高くなります。 個別型とは、自分の家族専用のシンボルツリーとカロートが用意される埋葬形式です。遺骨は骨壺に入ったままカロートに納められ、他の方の遺骨と混じり合うことはありません。 当サイトの調査では、個別型を選んだ方は全体の13.9%でした。

オプション費用・年間管理費

公園型樹木葬では、初期費用以外に以下の費用がかかる場合があります。 プレート刻字料:標準的な文字数を超える場合や、特殊な書体、写真やイラストを入れる場合は追加費用がかかります。 追加納骨料:2人目以降の納骨時には追加費用がかかります(相場は3~5万円/体)。 個別法要料:三回忌や七回忌などの個別法要には別途費用がかかります(お盆や彼岸の合同法要の費用は初期費用に含まれている)。 年間管理費:合祀型ではほとんどかかりませんが、集合型の一部や個別型では年間数千円~1万円程度の管理費がかかる場合があります。 複数の霊園を比較検討する際は、初期費用だけでなく、オプション費用や管理費も含めた総額で比較しましょう。

公園型樹木葬のメリット・デメリット

ここでは、公園型樹木葬を選ぶ前に知っておきたいメリットとデメリットについてくわしく解説します。

公園型樹木葬のメリット7選

公園型樹木葬には7つのメリットがあります。当サイト(「お墓の口コミ」)のアンケート調査の結果も交えて、以下にご紹介します。 メリット① 明るく開放的な雰囲気がある 公園型樹木葬は名前の通り、公園のように整備されている点が特徴です。一般的な墓地にありがちな暗く寂しい雰囲気とは違って、花と緑に囲まれた明るい空間でお参りできます。 メリット② アクセスがよい 公園型樹木葬の大きなメリットはアクセスがよいことです。最寄り駅から徒歩や送迎バスでアクセスできる霊園が多く、高齢の方でも負担なくお墓参りができます。都市郊外から離れた里山型のように数時間かけて訪れる必要はありません。 メリット③ 一般的なお墓より費用が安い 一般的なお墓は墓石代だけで100万円以上かかることが珍しくありません。いっぽうで樹木葬は墓石が不要なので初期費用を大幅に抑えることができます。当サイトの調査でも「樹木葬の初期費用は60万円以下だった」と回答された方が全体の7割を占めました。 関連記事:樹木葬の費用相場はいくら?内訳・安く抑える方法・よくある失敗を解説 メリット④ 草取りや樹木の手入れをしなくてよい 樹木葬では、区画内や周辺の雑草を抜いたり、樹木の枝を切ったりといった作業は、霊園が行います。これらの作業にかかる費用は、永代供養料に含まれているため、後から追加で支払う必要もありません。 メリット⑤ 承継者がいなくても契約できる 樹木葬の多くは承継者(お墓の後継ぎ)がいない方でも契約できます。当サイトの調査でも、「樹木葬を選んだ理由の一つは継承者の心配をしなくてよいから」だと19.2%の方が回答されました。 メリット⑥ 宗教や宗派を問わず契約できる 樹木葬は宗教や宗派を問わず利用できる霊園が多く、仏教徒でない方や無宗教の方も契約できます。また、寺院が運営する樹木葬霊園でも、檀家になることを求められないケースがほとんどです。 メリット⑦ 生前契約(生前予約)できる 多くの霊園では生前予約が可能になっており、自分の希望に合う霊園をじっくり検討することできます。自分が健康なうちにお墓を決めることで、心の安定も得られるでしょう。万が一のときも、家族が慌ててお墓を探す必要がなくなります。 関連記事:樹木葬は生前予約できます|メリット・デメリット・手順を徹底解説

公園型樹木葬のデメリット6選

公園型樹木葬にはメリットだけでなく、いくつかのデメリットもあります。ここでは6つのデメリットについて解説します。 デメリット① 里山のような大自然の環境は望めない 公園型樹木葬の霊園は人工的に整備されたもので、里山型のような本格的な自然環境ではありません。多くの場合、通路はコンクリートで舗装され、カロート(納骨室)も石やコンクリートで作られています。 自然との一体感をより重視する方には、公園型よりも里山型の方が魅力的に感じられるかもしれません。 デメリット② 共用区画では落ち着いてお参りできない 他の家族と区画が共用の場合は、お参りの時間が重なることがあります。当サイトの調査でも、「他の利用者と共有なので落ち着いて墓参できない」と31.8%の方が回答されています。特に彼岸やお盆は混雑することを理解しておきましょう。 デメリット③ 遺骨を取り出せなくなる場合がある 遺骨の埋葬形式には、合祀(ごうし)型・集合型・個別型の3種類があります。合祀型は複数の方の遺骨をまとめて埋葬するため最初から取り出せません。遺骨を骨壺に入れて保管する集合型・個別型でも、一定の期間(13年、33年等)が過ぎると合祀されます。 樹木葬では遺骨を取り出せない場合があることを認識しておきましょう。 関連記事:樹木葬で遺骨はどうなる?埋葬方法とメリット・デメリットを徹底解説 デメリット④ 埋葬できる遺骨の数に制限がある 樹木葬は一般的なお墓のように多くの人数の遺骨を埋葬することはできません。以下のように、1契約ごとに埋葬できる遺骨の数に上限があります。 合祀型:1体のみ契約が最も多く、次いで2体の契約が多い 集合型:2〜4体の契約が一般的 個別型:6体前後の契約が一般的 なお、2人目以降を納骨する際は 追加納骨料(3〜5万円程度/体)がかかるのも見落としがちなポイントです。 デメリット⑤ 景観の変化・樹木の生育不良があり得る 春夏は緑が美しくても、秋冬には落葉して寂しい印象になる霊園もあります。また、天候不順や害虫被害などにより、樹木が枯れてしまうケースもあります。契約前に、季節ごとの写真を見せてもらい、樹木が枯れたときの対応についても確認しておきましょう。 デメリット⑥ 花や食べ物のお供えは持ち帰る必要がある ほとんどの公園型の霊園では、環境保全と清掃の負担を軽減するため、花や食べ物のお供えは持ち帰るルールになっています。

よくある質問(FAQ)

Q.公園型と里山型のどちらを選ぶべきですか?
A.
一般的には、アクセスを重視する方には都市近郊の公園型が向いています。自然に還ることや山々の景観を重視する方には里山型が適しています。
Q.公園型の樹木葬で線香やローソクは使えますか?
A.
霊園の規約次第です。多くの公園型では焼香台が設置されていますが、火気厳禁の霊園もあるため契約前に確認しましょう。
Q.樹木葬のシンボルツリーが枯れたらどうなりますか?
A.
ほとんどの霊園は無償で植え替えてくれますが、植え替え費用として数万円の負担を求めてくる霊園もあります。樹木が枯れるのは珍しいことではなく、当サイトの調査でも29.7%の方が経験されています。
Q.一度埋葬した遺骨を将来ほかのお墓に移すことはできますか?
A.
ほとんどの霊園では埋葬後に遺骨を取り出すことはできません。将来、改葬(お墓の移転)の可能性がある方は、骨壺のまま安置できる納骨堂を検討しましょう。ロッカー式・仏壇式・自動搬送式の納骨堂は契約期間内であれば、遺骨の取り出しが可能です。 関連記事:改葬とは?改葬の具体的な流れや費用・トラブル事例を解説!

まとめ

この記事では、公園型樹木葬の特徴や費用相場、里山型・庭園型との違い、メリット・デメリットについて解説してきました。 公園型樹木葬の霊園は、文字通り公園のように整備された環境が特徴です。里山型ほど自然が豊かではありませんが、自然環境とアクセスのバランスを重視する方に適しています。 樹木葬を検討する際は、「里山型・公園型・庭園型」「合祀型・集合型・個別型」の特徴や違い、メリット・デメリットをしっかり理解しておくことが大切です。 不明な点は見学時に霊園のスタッフに遠慮なく質問しましょう。当サイト「お墓の口コミ」に寄せられた口コミも参考にしてみてください。

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