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樹木葬の費用相場はいくら?内訳・安く抑える方法・よくある失敗を解説

最新編集日:2025年07年24日

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樹木葬の費用について「どのくらいかかるの?」「一般的なお墓より本当に安いの?」と気になっていませんか。近年、従来のお墓に代わる新しい供養方法として注目を集める樹木葬ですが、費用面での不安を感じる方も多いでしょう。 この記事では、樹木葬の費用相場から内訳、安く抑えるコツまで、1002人の調査データを基に分かりやすく解説します。 〈この記事を読むとわかること〉 ● 樹木葬の費用相場と一般墓との比較 ● 費用を安く抑える5つの具体的な方法 ● よくある失敗例と後悔しないためのポイント ● 支払い方法や生前予約について
お墓の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役
著者・監修者

株式会社ディライト 代表取締役

高橋 亮

葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣ス...続きを読む
お墓の口コミ編集者:お墓ディレクター2級  竹田勇飛
編集者

お墓ディレクター2級取得者

竹田 勇飛

東京都出身。計400社以上の墓石、葬儀会社と繋がりを持ち、お墓ディレクター2級を有している...続きを読む

【目次】

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樹木葬とは

樹木葬の費用相場・樹木葬が安い理由

樹木葬の費用内訳(初期費用・追加費用・管理費)

樹木葬の種類別の特徴・費用相場

樹木葬の費用を安く抑える5つの方法

樹木葬の費用に関するよくある失敗・落とし穴

樹木葬の費用で後悔しないためのチェックリスト

FAQ(よくある質問)

まとめ

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樹木葬とは

樹木葬とは、墓石の代わりに樹木や草花をシンボルとして遺骨を埋葬する供養方法です。自然環境の中で故人を偲ぶことができる新しい埋葬方法として注目されています。 樹木葬には「一般的なお墓より費用を抑えられる」「自然に還れる・自然の中でお参りできる」「草取りや樹木の手入れをしなくてよい」といったメリットがあります。 いっぽうで「遺骨を取り出せなくなる場合がある」「アクセスが不便な霊園もある」「夫婦で意見が食い違うことがある」といったデメリットもあります。 このように樹木葬にはメリットもデメリットもありますが、特に費用面でメリットが大きくなっています。当サイトの調査でも、樹木葬を選んだ理由は「費用を抑えられるから」と答えた方が43.5%で、他の理由を抑えて1位でした。

樹木葬の費用相場・樹木葬が安い理由

樹木葬の初期費用は遺骨の埋葬形式(後述)によって大きく変わりますが、全体的に見ると一般的なお墓(一般墓)より安くすみます。ここでは具体的な相場と、樹木葬が安い理由を解説します。

樹木葬の初期費用は5万円~120万円

樹木葬の初期費用は立地環境や埋葬形式によって幅があります。 最も安い合祀(ごうし)型は5万円程度から利用でき、最も高い個別型では120万円を超えることもあります。しかし平均すると60~70万円で契約されている方が多くなっています。 当サイトが実施した調査では、「初期費用は60万円以下だった」と回答された方が7割という結果でした(10万円未満:12%、10~30万円:27%、30~60万円:32%)。

樹木葬が一般墓より安い理由

樹木葬が一般墓より安い大きな理由は、墓石を建てる必要がないからです。 一般墓は墓石代だけで100万円以上かかることが珍しくありません。さらに10万円〜数十万円の工事費もかかります。これに対して、樹木葬用の苗木は 1 本あたり数万円程度で、植え付け費用も 1〜2 万円ほどで済みます。

樹木葬の費用内訳(初期費用・追加費用・管理費)

樹木葬の費用は「初期費用」「追加費用」「年間管理費」の3つに分かれます。ここでは、この3つの費用の内訳とそれぞれの支払い方法について、わかりやすく解説します。

初期費用

樹木葬の初期費用とは契約する時に支払う以下4つの費用です。 1. 霊園使用料(永代使用料・区画使用料ともいう) 2. 永代供養料 3. 埋葬料(1人目の費用のみ含まれる) 4. 標準のプレート代・彫刻料(銘板彫刻料ともいう) なお、永代供養料には下表の内容が含まれています。
タイミング 内容 補足説明
日常的に実施園内の清掃 / 区画周辺の草取り / 樹木の剪定・草花の手入れ利用者には管理や清掃の負担がありません
年に数回実施合同法要での読経・短い法話(講話)春の彼岸・秋の彼岸・お盆に開催され、僧侶がお経を上げ、供養の意味などを5〜10分程度話してくれます
臨時の対応枯れた樹木や草花の植え替え通常、追加料金はかかりませんが事前に確認しましょう
契約期間終了時遺骨を合祀墓へ移す(永代供養を継続)合祀された後も、お参りや合同法要への参加は可能です

追加費用(オプション費用)

以下の4つは追加で費用が発生します。 1. 特注のプレート代:高級な石材や特殊なデザインを希望する場合の費用 2. 個別法要料:一周忌、三回忌など自分の家族だけのための法要にかかる費用) 3. 追加納骨料:2人目以降の納骨料 4. ペット共葬料:ペットも埋葬する際の費用 特注プレートの費用については以下の記事でくわしく解説しています。 関連記事:樹木葬のプレートで人気のデザイン10選!後悔しない選び方を解説 個別法要では僧侶にお布施を渡す慣習があるため、法要料に加え、お布施の費用もかかります。 関連記事:樹木葬でお布施が必要なのは個別法要のときだけ|相場やマナーも解説 「ペット共葬可」については、パンフレットに「ペット共葬可」と書かれていても、人間用の区画とペット用の区画が離れているケースもあるため、事前の確認が必要です。

年間管理費

年間管理費とは、霊園内の清掃や、樹木や草花の管理にかかる費用です。 複数の方の遺骨をまとめて埋葬する「合祀(ごうし)型」の樹木葬では、ほぼすべての霊園で年間管理費はかかりません。1本の樹木を他の家族と共有する「集合型」でも、管理費を請求しない霊園が大半です。 いっぽうで、家族専用の区画が持てる「個別型」では、その家族だけのために区画や樹木の手入れが必要になります。そのため年間管理費(数千円~1万円程度)を請求する霊園が多くなっています。 当サイトが実施した調査では、22.1%の方が「管理費はかかっていない」、33.9%の方が「年間5千円~1万円未満」と回答されました。

樹木葬の種類別の特徴・費用相場

樹木葬の費用は、立地環境(霊園の場所)と埋葬形式(遺骨をどのように埋葬するか)によって大きく変わります。それぞれの特徴と費用相場をつかんでおきましょう。

立地環境(里山型・公園型・庭園型)による違い

里山型・公園型・庭園型の費用相場と特徴をまとめた比較表
樹木葬は立地環境によって「里山型」「公園型」「庭園型」の3つに分けられます。

里山型の相場は5~60万円

里山型は、都市郊外から離れた山のふもとや丘陵など、自然豊かな環境にある霊園での樹木葬です。「自然に還る」という樹木葬のコンセプトに最も近いタイプで、費用相場は5万円~60万円と比較的安く設定されています。

公園型の相場は15~70万円

公園型は都市近郊に立地する霊園での樹木葬です。スタッフの手入れにより、年間を通じて明るく清潔な環境が保たれています。費用相場は15~70万円です。

庭園型の相場は25~120万円

駅から徒歩圏内の霊園の一角に樹木葬区画を設けるのが庭園型樹木葬です。草花や芝生、石畳の整然とした景観が特徴で、欧風庭園のような趣を持つタイプは「ガーデン型」とも呼ばれます。費用相場は25~120万円で里山型・公園型より高い場合が多くなっています。

埋葬形式(合祀型・集合型・個別型)による違い

合祀型・集合型・個別型の費用相場と特徴をまとめた比較表
樹木葬は遺骨の埋葬形式によって「合祀(ごうし)型」「集合型」「個別型」の3種類に分類されます。

合祀型の相場は5~40万円

合祀型は、骨壷から取り出した複数の方の遺骨を一つの区画にまとめて埋葬する形式です。土中で他の方の遺骨と完全に混じり合うため、遺骨を取り出すことも、故人を識別することもできません。 合祀型の費用相場は5~40万円で、集合型・個別型より安く抑えられます。当サイトが実施した調査では、39.5%の方が合祀型を選んでおられ、そのうち60.9%が「費用を抑えられる」ことを理由に挙げています。安さで選ぶなら合祀型という傾向がみられます。

集合型の相場は20~70万円

集合型は、1本の樹木(シンボルツリー)の下の納骨スペース(カロート)に、複数の家族の骨壺が納められる形式です。カロートは他の家族と共用ですが、遺骨は個別の骨壺に入った状態なので、他の方の遺骨と混じり合うことはありません。 費用相場は20~70万円で、当サイトの調査では46.6%の方が集合型を選んでおられ、最も多い選択肢となっています。

個別型の相場は30~120万円

個別型は、自分の家族専用のシンボルツリーとカロートが用意される埋葬形式です。もちろん遺骨は骨壺に入ったままカロートに納められます。 費用相場は30~120万円で合祀型・集合型より高くなります。当サイトの調査では、個別型を選んだ方は全体の13.9%でした。

樹木葬の費用を安く抑える5つの方法

ここでは樹木葬の費用を安く抑える具体的な方法について解説します。樹木葬の費用を安く抑える方法は以下の5つです。 1. 郊外や地方の霊園を選ぶ 2. 合祀型を選ぶ 3. 夫婦2人分だけの区画を契約する 4. 遺骨の個別保管期間を短くする 5. 複数の霊園を比較する(見積・見学) 以下、一つずつ解説します。

① 郊外や地方の霊園を選ぶ

1つ目の方法は、郊外や地方の霊園を選ぶことです。 たとえば、都市部の庭園型樹木葬の初期費用は25~120万円程度ですが、里山型樹木葬なら5~60万円程度で契約できます。 ただし里山型の中にはアクセスが悪くお参りが大変な霊園もあります。最寄り駅からのアクセス、送迎バスの有無や運行頻度、駐車場の有無などを事前に確認しておきましょう。

② 合祀型を選ぶ

2つ目の方法は合祀型を選ぶことです。合祀型は複数の方の遺骨を共同の区画に埋葬する形式で、初期費用は5~40万円程度ですみます(集合型は20~70万円程度、個別型は30~120万円程度)。 当サイトの調査では、合祀型を選んだ理由として「費用を抑えられるから」と答えた方が60.9%でした。 注意点: 合祀された遺骨は他の方の遺骨と混じり合い、後から個別に取り出すことができません。他の方の遺骨と混じるのを避けたい方や、将来遺骨を別の場所に移す可能性がある方は合祀型ではなく、集合型か個別型を選びましょう。

③ 夫婦2人分だけの区画を契約する

樹木葬の区画は2名用より4名用のほうが 初期費用が1.5~2倍高くなります。「将来、子どもも一緒に入れるように」などと考えて4人用の区画を契約せず、夫婦2人分だけの2名用区画を契約することで費用を抑えることができます。 樹木葬の契約期間は13 年、または33 年が主流ですが、親が亡くなって 13 年または 33 年後は、子どもはまだ存命のケースが大半です。せっかく親が高い金額を払って4名用区画を契約しても、2名分は無駄になる確率が高いのです。 契約期間内であれば、子の遺骨を親と同じ区画に追加納骨してくれる霊園もあります。ただし1体3~5万円の追加納骨料がかかります。また、もともと2体の遺骨しか入らないスペースなので、親の骨壺のサイズを小さくしたり、粉骨して納骨袋に移し替える必要があります。

遺骨の個別保管期間が13年の霊園を選ぶ

個別保管期間(個別安置期間、契約期間)とは、遺骨を骨壺のまま保管してもらえる期間のことです(期間終了後は合祀されます)。 個別保管期間は13年または33年が一般的ですが、13年プランを選択すれば33年プランより2~4割費用を抑えることができます。費用を抑えたい方は、個別保管期間が13年の霊園に絞って検討することをおすすめします。 2025年7月時点の情報: ● 13年と33年のどちらかを選べる霊園 : 全体の2割程度 ● 都市部の内訳 : 13年プランが約6割、33年プランが約4割 ● 地方の内訳 : 13年プランが約3割、33年プランが約6割 ● 3年(3回忌まで)、7年(7回忌まで)のプランがある霊園はまれ

⑤ 複数の霊園を比較する(見積・見学)

樹木葬の費用を抑えるには、複数の霊園から見積もりを取ることが重要です。霊園によって費用が大きく異なるためです。 複数の霊園を比較するうちに、樹木葬に関する知識が深まり、自然と見る目が養われるでしょう。見学の際は費用に関することは漏れなく質問しましょう。

樹木葬の費用に関するよくある失敗・落とし穴

ここでは樹木葬の費用に関するよくある失敗について解説します。 費用に関するよくある失敗10選 1. 合祀型は遺骨を取り出せないと知らずに契約 2. 契約期間を確認しなかったため無駄な費用が発生 3. 納骨前に解約したが初期費用が戻って来なかった 4. 年間管理費を見落としていた 5. 霊園が遠いため交通費やガソリン代がかさむ 6. プレートに予想以上の費用がかかった 7. 個別法要料を見落としていた 8. 2人目以降の納骨料を見落としていた 9. 樹木の植え替えは無料だと思っていた 10. ペットも埋葬してくれると思っていた

① 合祀型は遺骨を取り出せないと知らずに契約

合祀型の樹木葬では、遺骨が土中で他の方と混じってしまうため、後から個別に取り出すことはできません。 費用の安さだけで合祀型を選ぶと「後から遺骨を取り出せると思っていた」と後悔する場合があります。埋葬形式(合祀型・集合型・個別型)の詳細について、しっかり把握しておきましょう。

② 契約期間を確認しなかったため無駄な費用が発生

樹木葬の契約期間は13年か33年が一般的です。霊園やプランによって変わりますが、13年契約と33年契約では以下の価格差があります。 1~2人用区画 : 10〜20万円の差 ● 4人用区画 : 25〜30万円の差 33年だと思って契約 → 後から13年契約だと気づいた場合: 期間を延長できない霊園が少なくありません。仮に延長できても、最初から33年で契約するより高くつく場合があります。 13年契約で十分だったのに33年で契約してしまった場合: 「契約期間の短縮」や「差額の返金」を認めてくれる霊園はほとんどありません。また、もともと33年契約しかできない霊園もあります。

③ 納骨前に解約したが初期費用が戻って来なかった

樹木葬の契約後にキャンセル(解約)を申し入れても、既に支払った初期費用は返金されません。納骨前なら返金してくれる霊園もまれにありますが、20~30%、またはそれ以上のキャンセル料が差し引かれます。 霊園が返金を認めない理由: 1. 契約した時点で、霊園は区画の募集を停止しており、解約されると営業機会損失が発生する 2. 霊園は初期費用の入金と同時に、区画整備、樹木やプレートの準備を複数の業者に発注しており、業者との契約によってはキャンセル料を支払わなければならない(業者からの信用も失う)

④ 年間管理費を見落としていた

合祀型では年間管理費がかかるケースはほとんどありません。しかし集合型の一部やほとんどの個別型では、数千円から1万円程度の管理費が毎年かかります。 契約時は初期費用の金額が大きいため、年間管理費(1年分)を一緒に支払っていることに気づかず、1年後に年間管理費の請求書が届いて驚く方もおられます。 たとえば年間管理費が1万円の場合、33年間で33万円を支払うことになります。複数の霊園を検討する際は、初期費用だけでなく初期費用と年間管理費の合計金額で比較しましょう。 表 初期費用と年間管理の合計金額の例

初期費用 年間管理費 総額
50万円33万円(1万円 × 33年分)83万円
70万円13万円(1万円 × 13年分)83万円
83万円0円(不要)83万円

なお、契約年数分の年間管理費を一括で支払うと5~10%程度割引してくれる霊園もあります。

⑤ 霊園が遠いため交通費やガソリン代がかさむ

「安いから」という理由だけで、郊外の霊園を選んで後悔する方がおられます。樹木葬の費用だけでなく、自宅から霊園までの交通費やガソリン代も計算しておきましょう。また、「お参りで一日がつぶれてよいのか」といった時間的コストも考慮が必要です。

⑥ プレートに予想以上の費用がかかった

多くの場合、標準のプレート代・彫刻料(銘板彫刻料)に含まれるのは「家名や短い言葉の文字彫刻のみ」です(5〜15文字前後の霊園が多い)。また、プレートの形状や、石の材質や色(石種)も霊園が限定しています。 以下の場合は追加費用がかかります(対応していない霊園もあります)。 ● 指定文字数を超えるメッセージを入れたい(1文字あたり数千円、またはメッセージ全体で数万円) ● 霊園が指定する文字色や書体を変更したい(金、銀、赤の文字、特殊な書体等は別料金) ● 写真やイラスト、家紋を入れたい ● 特殊な形状にしてほしい(ハート形にしてほしい、等) ● 標準以外の石種にしてほしい 対応できるか?費用はいくらか?を契約前に確認しておきましょう。 関連記事:樹木葬のプレートで人気のデザイン10選!後悔しない選び方を解説

⑦ 個別法要料を見落としていた

多くの樹木葬では、合同法要(春や秋の彼岸、お盆の法要)の費用は初期費用に含まれています。しかし、個別法要(3回忌、7回忌、祥月命日などの法要)の費用は含まれていません。個別法要では会場費・運営費として別途費用がかかります。 20~30名が参列する法要で1~3万円、50名程度で3~5万円が相場です。僧侶へのお布施や会食代もかかります。樹木葬の霊園で個別法要を取り行いたい方は、これらの費用も見込んでおきましょう。 関連記事:樹木葬でお布施が必要なのは個別法要のときだけ|相場やマナーも解説

⑧ 2人目以降の納骨料を見落としていた

多くの場合、樹木葬の初期費用には1人目の納骨料しか含まれていません。2人目以降の納骨時には、追加費用(追加納骨料)がかかります(3~5万円が相場)。 たとえば、父と母を同時に納骨する場合は、初期費用(1体目の遺骨の分)に加え、3~5万円(2体目の遺骨の分)の追加納骨料を請求されます。契約時に父の遺骨を納骨し、3年後に母の遺骨を納骨する際も3~5万円がかかります。

⑨ 樹木の植え替えは無料だと思っていた

樹木葬では、天候不順、害虫被害などにより、樹木の生育が遅れたり、枯れてしまうケースがあります。当サイトの調査でも29.7%の方が「樹木(シンボルツリー)が枯れてしまった」と回答されました。 シンボルツリーが枯れた場合、すぐに新しく植え替える霊園もあれば、枯れたままにしておく(自然の摂理として受け入れる)霊園もあります。また、植え替える場合でも無料の霊園と有償の霊園があります。 契約前に樹木が枯れた場合の対応方法と費用について必ず確認しておきましょう。

⑩ ペットも埋葬してくれると思っていた

「ペットも埋葬してもらえるはず」と思い込んで契約し、ペットが亡くなったときに霊園に確認してはじめて「ペットと一緒に眠れない」と知って後悔する方がおられます。 実は「ペット共葬可」の霊園はまだまだ限られています。首都圏では増加傾向ですが、まだ220ヶ所程度しかなく、地方の場合、1ヶ所もない、または数ヶ所しかない県が多いのが現状です。(2025年7月時点) また、パンフレットに「ペット共葬可」と書かれていても、「人用の区画」と「ペット用の区画」がかなり離れている霊園もあります。「ペットと一緒に眠りたい」という方は「ペットと人がどこで眠るのか?」も確認しておく必要があります。

樹木葬の費用で後悔しないためのチェックリスト

以下に、費用面の失敗を避けるためのチェック項目を以下にまとめました。 ☐ 遺骨がどのように埋葬されるか(埋葬形式の詳細) ☐ 契約期間(遺骨の個別保管期間) ☐ キャンセル(解約)時の返金条件 ☐ 霊園までの交通費・ガソリン代 ☐ 特注のプレート代 ☐ 個別法要料 ☐ 2人目以降の納骨料 ☐ ペット共葬料 ☐ 樹木の植え替え費用 ☐ 年間管理費の有無・金額 見学の際は、霊園のスタッフに遠慮なく質問することをおすすめします。

FAQ(よくある質問)

Q.樹木葬は一般的なお墓と比べてどのぐらい安いのです
A.
樹木葬は一般的なお墓の半分程度の費用で利用できます。 一般的なお墓は墓石代だけで100万円以上かかることが珍しくありません。いっぽうで樹木葬は墓石が不要なので初期費用を大幅に抑えることができます。 当サイトの調査では、「初期費用は60万円以下だった」と回答された方が7割という結果でした(10万円未満:12%、10~30万円:27%、30~60万円:32%)。
Q.樹木葬の費用は分割払いできますか?
A.
多くの民間霊園はクレジットカード決済に対応しており、利用限度額の範囲内で分割払いが可能です。 総費用がカード枠を超える場合は、霊園が提携している信販会社の「メモリアルローン」の審査に通れば分割で支払うことができます。 寺院墓地は原則一括払いですが、檀家になっていれば分割払いに応じてくれるケースもあります。公営霊園の支払い方法は一括払いのみです。
Q.樹木葬は子どもの分まで契約したほうがよいですか?
A.
夫婦2人分の2名用区画を契約することをおすすめします。理由は以下の2つです。 1. 樹木葬の契約期間内(13年または33年)に子どもが亡くなる可能性は低い 2. 4名用区画(夫婦2人 + 子ども2人分)は、2名用区画(夫婦2人分)の1.5倍~2倍程度、初期費用が高い 親が亡くなったとき50歳の息子がいたとします。契約期間が13年なら63歳の時点で、契約期間が33年なら83歳の時点で、親が契約した樹木葬の契約期間は終了します。息子が85歳、90歳で亡くなっても、親が過去に契約していた区画で眠ることはできません。
Q.ペットも埋葬してくれる樹木葬霊園はありますか?
A.
あります。しかし、ペット共葬可能な樹木葬霊園は限られています。 首都圏では増加傾向ですが220ヶ所程度で、地方では「1ヶ所もない」「数ヶ所しかない」県が多いのが現状です。また、パンフレットに「ペット共葬可」と記載されていても、人用の区画とペット用の区画が離れている霊園もあります。具体的に霊園内のどこに埋葬されるかを事前に確認することが重要です。
Q.樹木葬は生前予約(生前契約)できますか?
A.
はい、多くの霊園で生前予約ができます。 生前予約には、時間をかけて霊園を比較検討できる家族の経済的負担を減らせる、といったメリットがあります。キャンセルしても支払った費用が返ってこない点、年間管理費がかかる場合は納骨前でも毎年請求される点には注意が必要です。

まとめ

樹木葬の費用は5万円~120万円と幅があり、立地環境や埋葬形式によって大きく変わります。当サイトが実施した調査では、7割の方が60万円以下で契約されています。 樹木葬が一般墓より安い大きな理由は、墓石を建てる必要がないからです。一般墓の墓石代は数10万円~100万円以上ですが、樹木葬の苗木は数万円程度で済みます。 費用を安く抑える方法として、郊外や地方の霊園を選ぶ、合祀型を選ぶ、夫婦2人分だけの区画を契約する、遺骨の個別保管期間が13年の霊園を選ぶ、複数の霊園を比較することが効果的です。 いっぽうで、合祀型は遺骨を取り出せない、契約期間を確認しなかったため無駄な費用が発生、年間管理費を見落としていた、樹木の植え替えは無料だと思っていたなど、10の失敗例があります。契約前には必ずチェックリストで確認することが重要です。 当サイトでは全国の樹木葬霊園を検索でき、資料請求も可能です。ぜひお気軽にご活用ください。

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