logo

評判の良い霊園・お墓が見つかる口コミサイトお墓の口コミ

記事メイン画像

合祀しない樹木葬はある?→ 集合型と個別型なら合祀されません(条件あり)

最新編集日:2025年08年30日

キャンペーンバナー
樹木葬を検討されている方から「合祀しない樹木葬はありますか?」という質問をよくお聞きします。 結論、合祀しない樹木葬はあります。 樹木葬は遺骨の埋葬形式によって「合祀型」「集合型」「個別型」の3タイプに分かれます。合祀型の樹木葬では遺骨は最初から合祀されますが、集合型か個別型なら合祀されません(遺骨は骨壺に入れた状態で保管される)。ただし、一定の期間(33回忌まで等)が過ぎると多くの場合は合祀されます。 この記事では、一定期間は合祀されない集合型・個別型の樹木葬について、わかりやすく解説いたします。 〈記事を読んでわかること〉 ● 樹木葬とは?合祀とは? ● 樹木葬の埋葬形式 ● 集合型・個別型の注意点 ● 遺骨を永久に個別保管したい方の選択肢 この記事をお読みいただくことで、事前に確認すべきこともわかり、「こんなはずではなかった」という後悔を避けることができるでしょう。
散骨バナー

【目次】

[ 非表示]

樹木葬とは?合祀とは?

樹木葬の埋葬形式|合祀しないのは集合型と個別型

集合型・個別型の遺骨に関する注意点

遺骨を永久に個別保管したい方、自由に取り出したい方の選択肢

まとめ

FAQ(よくある質問)

キャンペーンバナー

樹木葬とは?合祀とは?

合祀型樹木葬の霊園風景
初めに樹木葬と合祀について簡単に説明しておきましょう。

樹木葬とは

樹木葬とは、樹木や草花を墓標として、その周りに遺骨を埋葬する形式のお墓のことです。多くの霊園では、永代供養付きで提供されており、承継者(お墓の跡継ぎ)がいない方でも安心して利用できます。 「自然に還りたい」「お墓の費用を抑えたい」「承継者に負担をかけたくない」といった現代のニーズに合っていることから、今では、お墓を選ぶ人の半数が樹木葬を選択しています。

合祀とは

合祀とは、亡くなった方の遺骨を骨壺から取り出し、他の方の遺骨と一緒に埋葬することです。「合わせて祀る(まつる)」という言葉が語源になっており、霊園や寺院が永続的に供養・管理を行う永代供養の一つの形態でもあります。 樹木葬を検討しているけれど、「他人の遺骨と混じるのは嫌だ‥」「故人には個別の安らぎの場所を用意したい‥」という方も多くおられるでしょう。そのため、多くの寺院や霊園は「合祀せず遺骨を個別保管できる樹木葬」を用意しています。 次の章では、合祀も含む樹木葬の遺骨の埋葬形式について解説します。

樹木葬の埋葬形式|合祀しないのは集合型と個別型

樹木葬は埋葬形式によって合祀(ごうし)型・集合型・個別型の3タイプに分類されます。このうち、集合型か個別型を選べば、一定期間(33回忌まで等)は合祀されません。 以下、それぞれのタイプについて解説します。

合祀型(最初から合祀される)

合祀型樹木葬の仕組みの図解
合祀型とは、骨壷から取り出した複数の方の遺骨を一つの区画にまとめて埋葬する形式です。 多くの方の遺骨が土中で混じり合うため、特定の故人の遺骨を識別することはできません。あとから遺骨を取り出すことも不可能です。 合祀型の初期費用の相場は5万円~40万円です。 当サイトが実施したアンケートでは、合祀型を選んだ方は39.5%でした。

集合型(一定期間は合祀されない)

集合型樹木葬の仕組みの図解
集合型とは、1本の樹木(シンボルツリー)の下の納骨スペース(カロート)に、複数の家族の骨壺を納める形式です。 カロートは他の家族と共用ですが、遺骨は個別の骨壺に入った状態なので、他の方の遺骨と混じり合うことはありません。 集合型樹木葬の初期費用の相場は20~70万円です。 当サイトの調査では、集合型を選んだ方が最も多く46.6%を占めています。

個別型(一定期間は合祀されない)

個別型樹木葬の仕組みの図解
個別型とは、自分の家族専用のシンボルツリーとカロートが用意される埋葬形式です。 集合型と同様、遺骨は骨壺に入ったままカロートに納められ、他の方の遺骨と混じり合うことはありません。 個別型の初期費用の相場は30~120万円で、当サイトの調査では、個別型を選んだ方は13.9%でした。 ポイント: 合祀型を選ぶと、遺骨は最初から合祀されます。遺骨を骨壺に納めた状態で埋葬したい方は集合型か個別型を選びましょう。 次章では集合型・個別型の注意点について解説します。

集合型・個別型の遺骨に関する注意点

集合型・個別型を選ぶ際に知っておくべき重要な注意点があります。契約前に必ず確認しておきましょう。

原則、契約期間を過ぎると合祀される

集合型・個別型を選んだからといって、遺骨は「永遠に」個別保管されるわけではありません。 契約期間内(13回忌または33回忌までが一般的)は遺骨は個別に保管されますが、契約期間を過ぎると多くの霊園では合祀されます。

契約期間を延長できる霊園は半数以下

「契約期間を延長してもらえばいいのでは?」  そう思う方もおられるかもしれませんが、実態として、半数以上の霊園は契約期間の延長を認めていません。 契約期間を越えて遺骨を個別保管してほしい方は、霊園を選ぶ際に以下の5点をしっかり確認しましょう。 1. 契約年数:契約期間は何年か? 2. 延長可否:契約期間を延長できるか? 3. 延長可能年数:何年まで延長できるか? 4. 延長の申し込み期限:何ヶ月前までに申し込みが必要か? 5. 延長費用:費用(料金)はいくらかかるか?

契約期間内でも遺骨は返却してもらえない

「個別保管されている間は骨壺は取り出せるはず」 そう思う方が多いのではないでしょうか? 実は半数以上の霊園は、一旦カロートに納めた骨壺の返却には応じてくれません(返骨不可)。つまり、一般墓や納骨堂に遺骨を移すことはできないのです(改葬不可)。 将来的に改葬を検討している方は、契約前に以下3点を必ず確認しましょう。 1. 返骨可否:合祀される前なら骨壺を取り出せるか? 2. 返骨の申し込み期限:何ヶ月前までに申し込みが必要か? 3. 返骨費用:返骨可の場合、費用はいくらか? もちろん、「将来的に改葬予定はない」「契約期間内だけ個別保管してくれれば満足」という方は確認は不要です。

遺骨を永久に個別保管したい方、自由に取り出したい方の選択肢

合祀型では遺骨は最初から合祀されます。集合型・個別型でも契約期間を過ぎると、基本的に合祀されます。そして、半数を超える霊園は契約期間内の返骨も、契約期間の延長も認めていません。 このような契約内容になっているのは、樹木葬が「自然回帰」をコンセプトとしており、いずれは遺骨を土に返すことが前提になっているためです。 しかし、「故人には永久に個別の安らぎの場所を用意したい」「将来的な事情の変化に備えて遺骨を取り出せるようにしておきたい」というお気持ちも十分に理解できます。 そのような希望をお持ちの方は、「一般墓」「納骨堂」「手元供養」も検討してみてはいかがでしょうか? ■ 一般墓: 家族専用のお墓なので他の方と遺骨と混じることはありません。遺骨は永久に個別に保管でき、いつでも取り出せます。 ■ 納骨堂: 納骨堂は遺骨を永久に個別保管することはできません。集合型・個別型の樹木葬と同様に、契約期間を過ぎると合祀されます。しかし、契約期間内の遺骨の取り出しは可能です(返骨可)。なお、納骨堂の中で位牌式納骨堂だけは遺骨が最初から合祀される点には注意が必要です。 関連記事:納骨堂の種類は5つ|特徴・費用相場・選び方をわかりやすく解説 ■ 手元供養: 自宅に骨壺を安置する手元供養なら、確実に個別保管できます。遺骨の一部を手元に残し、残りを樹木葬や納骨堂で納める「分骨」という選択肢もあります。 ご自身の「これだけは譲れない」という希望を明確にしておくことが、お墓選びの出発点になるといえるでしょう。

まとめ

樹木葬で合祀を避けたい方は、集合型・個別型を選び、見学時に以下を確認しましょう。 個別保管期間(契約期間):契約期間内は合祀されず個別保管される ● 契約期間の延長:3~4割の霊園が延長可能 ● 返骨対応:3~4割の霊園が返骨可能 遺骨の永久個別保管を希望しており、対応している樹木葬の霊園が見つからなければ、一般墓か手元供養を検討することになります。 「合祀は避けたいが、契約期間内だけ個別保管してくれれば十分」という方は、集合型・個別型の樹木葬か納骨堂が選択肢になります。 故人への想いを大切にしながら、ご家族が安心して選択できるお墓選びを進めていただければと思います。当サイトの口コミ情報もぜひ参考にしてみてください。 「お墓の口コミ」で霊園の口コミ情報を見る

FAQ(よくある質問)

Q.パンフレットに「合祀しない」と書かれていたら永久に合祀されま
A.
必ずしもそうとは限りません。「合祀しない」と謳っていても、13回忌や33回忌などの一定期間が過ぎると合祀墓に移される「期間付き個別安置プラン」が大半です。霊園が存続する限り合祀されない「永久個別安置プラン」は少数ですので、契約前の確認が極めて重要です。
Q.集合型と個別型は、どちらも合祀されないのですか?
A.
どちらも契約期間内は合祀されません。しかし、契約期間を過ぎると合祀されます。したがって、契約期間をしっかり把握しておくことが重要です。
Q.集合型と個別型は、契約期間内は遺骨を取り出せますか?
A.
霊園によって異なりますが、契約期間内であっても遺骨を取り出せない霊園の方が多いです。「契約期間内なら返骨してくれるかどうか」は必ず事前に確認しましょう。
Q.集合型・個別型では、何人まで一緒に入れますか?
A.
霊園によって異なりますが、以下が目安になります。 集合型:2~4体の霊園が多い 個別型:6体前後までの霊園が多い

お墓・霊園・墓地を探す

logo

「お墓の口コミ」は、葬儀・石材業界に特化した人材派遣会社である株式会社ディライトが運営しています。 「お墓の口コミ」に掲載されている文章、画像、データ、その他の情報(以下「本コンテンツ」)は、引用、転載、AI開発を含む あらゆる形でサイト名とURLを明示することでご活用いただけます。本コンテンツの正確性及び合法性などについて当サイトは一切保証せず、 第三者が有する権利への対応を含む利用者自身の責任においてご活用いただくものとし、本コンテンツの利用によって生じるいかなる損害やトラブルに対しても当サイトは一切責任を負いません。

Copyright © お墓の口コミ All Rights Reserved.