納骨堂をやめるためには?手順や費用・注意点など詳しく解説!

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納骨堂

「納骨堂をやめたいけどどうすればいい?」「やめるのはどのくらいの費用がかかる?」など疑問を持っている方は多いでしょう。

今回の記事では

・納骨堂をやめる手順
・納骨堂をやめる際にかかる費用
・納骨堂をやめる際の注意点

など詳しく解説していきます。

この記事を読んでスムーズに納骨堂をやめる手続きを進めて行きましょう。

墓じまいの事でお悩みの方

・墓じまいをしたい方
・墓じまいを検討している方
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著者・監修者
株式会社ディライト 代表取締役
高橋 亮

葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀、お墓業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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納骨堂をやめる手順

指をさす女性

納骨堂をやめるにはどうすればいいのか分からない方も多いと思います。

納骨堂をやめる手順は以下の7ステップです。

1.契約書の内容を確認する
2.家族や親族に相談する
3.納骨堂の管理者に相談する
4.遺骨の移転先を決める
5.行政手続きを行う
6.閉眼供養を行う
7.移転先に納骨する

1つずつ詳しく解説していきます。

1.契約書の内容を確認する

まずは、納骨堂を契約した際の契約書を確認しましょう。

解約方法は、契約内容によって異なります。

解約をする場合に違約金が発生する場合や管理費を一括でお支払いしている場合に返金されるなど契約内容を事前に確認しておきましょう。

契約書の取り交わしが無い場合は、直接連絡をして相談しながら進めていきましょう。

2.家族や親族に相談する

納骨堂をやめる検討を始めた段階で、家族や親族に相談をしましょう。

家族や親族の中には、納骨堂をやめることに対して反対する人もいるかもしれません。

相談をせずに納骨堂をやめてしまうと、後々トラブルに発展してしまう場合があります。

必ず事前に相談しておきましょう。

3.納骨堂の管理者に相談する

現在使用している納骨堂の管理者にも事前に相談をしましょう。

特にお寺の檀家で納骨堂を利用している方は、檀家をやめることになります。

お寺側からすると「檀家をやめる=お寺の支援が減る」ことになるので、事前の相談なく「納骨堂をやめる」と伝えるといい気分にはなりません。

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中には、お寺とトラブルになることもありますので、事前に相談しておきましょう。

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4.遺骨の移転先を決める

早い段階で遺骨の移転先を決めておきましょう。

納骨堂から遺骨を取り出す手続きの際に、新しい納骨先の情報が必要になる場合があります。

また、遺骨の移転先での供養方法についても家族や親族と相談しておくことが重要です。

急いで移転先を決めてしまい「やっぱり他の供養方法がよかった」と後悔しない為にも、時間に余裕をもって探しておきましょう。

5.行政手続きを行う

納骨堂に納められている遺骨を移動させるには「改葬許可証」が必要になります。

改葬許可証を発行するためには以下の書類を準備する必要があります。

●埋蔵証明書
現在使用している納骨堂の管理者から発行してもらう「この納骨堂に誰が眠っているかを証明する書類」です。

●受入証明書
新しい納骨先の管理者から発行してもらう「遺骨の受け入れを許可したことを証明する書類」です。

●改葬許可申請書
現在使用している納骨堂がある市区町村から発行してもらう「遺骨の移動を許可する申請書類」です。

また、改葬許可証は遺骨の移転先で納骨をする際にも必要になります。

6.閉眼供養を行う

改葬許可証の準備ができたら、いよいよ遺骨を取り出します。

ただし、遺骨を取り出す前に「閉眼供養」を行いましょう。

閉眼供養とは、僧侶がお墓の前で読経供養をして、お墓に眠る故人様の魂を抜き、通常の状態に戻す儀式です。

7.移転先に納骨する

最後に遺骨を移転先に納骨して全てが終了となります。

遺骨を納骨する際に改葬許可証が必要になるので忘れないようにしましょう。

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遺骨を納骨する前にやめる場合

遺骨を納骨する前にやめる場合は、基本的に契約内容に従って納骨堂の管理者と手続きをすれば問題ありません。

契約時に支払った費用が返金されるかどうかは契約内容によって異なりますので確認しておきましょう。

納骨堂をやめる際にかかる費用

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納骨堂をやめる際にかかる費用として大きく以下が挙げられます。

・行政手続き費用
・閉眼供養のお布施
・離檀料(寺院墓地の場合)
・移転先の費用

上記の費用に関しては必ず全てがかかる訳ではなく、状況によって変わってきます。

遺骨を納骨する前にやめる場合は、ほとんど費用はかからずやめることができます。

1つずつ詳しく解説していきます。

行政手続き費用

納骨した遺骨を取り出して移動させるためには行政手続きをする必要があります。

行政手続きの費用相場は、数百円~1,500円程度です。

行政手続きをする際に「埋葬証明書」「受入証明書」「改葬許可証」などの書類を発送してもらう必要があり、その書類発行にかかる費用です。

閉眼供養のお布施

納骨堂に納められている遺骨を取り出す前に閉眼供養を行います。

閉眼供養とは「魂抜き」とも呼ばれ、僧侶がお墓の前で読経供養を行い、お墓に眠る故人様の魂を抜いて通常の状態に戻す儀式です。

閉眼供養のお布施の相場として3万~10万円を渡します。

地域やお寺との関係性でも変わってきますので事前に確認しましょう。

離檀料(寺院墓地の場合)

お寺の檀家で納骨堂を利用している場合は、離檀料を支払う必要があります。

離檀料は、通常の法要でお渡しする2~3倍、10万~20万程と言われています。

一般的には、これまでのお礼ということで渡すのが通例となっています。

移転先の費用

遺骨の移転先の費用相場は5万~200万円程度です。

新しい供養方法によって大きく費用が変わってきます。

移転先の供養方法としては以下が挙げられます。

・一般的なお墓
・樹木葬
・納骨堂
・永代供養墓
・散骨
・手元供養

1つずつ詳しく解説していきます。

一般的なお墓

一般的なお墓の費用相場は50万~200万円程度です。墓石を建立するのである程度の費用がかかってきます。

最近では「墓じまい付一般墓」や「永代供養付一般墓」など新しいお墓のカタチも出てきています。

樹木葬

樹木葬の費用相場は30万~100万円程度です。

樹木をシンボルとしたお墓です。継承者を必要としないのが特徴で最近人気のあるお墓になっています。

納骨堂

納骨堂の費用相場は30万~100万円程度です。

天候に左右されない屋内納骨堂が特徴的なお墓です。自動搬送式、ロッカー式、仏檀式、位牌式、墓石式の5種類あります。

永代供養墓

永代供養墓の費用相場は5万~150円程度です。

永代に渡ってお墓の維持、管理をお寺や霊園が代わりに行うお墓です。合祀(他の人の遺骨と一緒に納骨)か個別埋葬かで費用が変わってきます。

散骨

散骨の費用相場は5万~70万円程度です。

粉末状に砕いた遺骨を海や山、空などに撒き、自然に還す供養方法です。最近では、「お墓を維持できない」「お墓の継承者がいない」などの方に人気です。

手元供養

手元供養の費用相場は数百円~50万円程度です。

自宅や身近なところに遺骨の全部または一部を保管して供養する方法です。「故人を身近に感じていたい」という方に人気です。

納骨堂をやめる際の注意点

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納骨堂をやめる際は以下の2点に注意しましょう。

・永代使用料は返金されない
・事前に関係者に相談する

詳しく解説していきます。

永代使用料は返金されない

納骨堂を中途解約した場合は、基本的に永代使用料は返金されません。

契約時の契約書に「墓地使用契約の解約を申し入れたとしても、墓地使用料の返還請求ができない」という記載がある事が多いです。

解約を進める前に契約書の確認をしておきましょう。

事前に関係者に相談する

納骨堂をやめる際は、事前に関係者に相談をしておきましょう。

相談せずに進めてしまうと後々トラブルになる場合があります。

まずは、納骨堂をやめる理由や現状の状況などをしっかり伝えて同意を得ましょう。

よくある質問

檀家をやめたいのですが、どうすればいいですか?

檀家をやめる流れとしては以下の8ステップになります。

➀家族や親族に相談する
②お寺に相談する
③改葬許可証が必要か確認する
④受入証明書を発行してもらう
⑤埋蔵証明書を発行してもらう
⑥改葬許可証を発行してもらう
⑦閉眼供養(魂抜き)をする
⑧お墓の撤去をしてもらう

檀家をやめるにはいくらお金がかかる?

檀家をやめる(離檀する)際に支払う「離檀料」の相場は、通常の法要でお渡しするお布施の2~3倍、10万~20万円と言われています。

檀家料は払う義務がある?

離檀料は、法的に定められているものではないので、必ずお渡ししなければいけないということはなく、お寺によっては受け取らないところもあります。

ただし、長年お世話になったお寺に対する感謝の気持ちとしてお渡しするのが一般的です。

まとめ

今回の記事では

・納骨堂をやめる手順
・納骨堂をやめる際にかかる費用
・注意点

など詳しく紹介してきました。

納骨堂をやめる際には、様々な手順や費用がかかってきます。

今回の記事を読むことで、スムーズに納骨堂をやめる手続きを進めて行けます。

ぜひ参考にしてみてください。

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