納骨堂はどれくらい費用がかかる?|種類別の価格や違いを徹底解説!

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納骨堂はどれくらい費用がかかる?|種類別の価格や違いを徹底解説!

お墓参りへ最後に行ったのはいつですか?
ご先祖様が眠っているお墓は、あなたが行きやすい場所にありますか?

大事な方が眠っている場所に行きたくても、距離が原因で簡単に行けない方は多くいます。
すべての人が地元に留まっているとは限らない現代。仕事・学業・家庭の事情で、お墓のある土地から離れたとしても、仕方のないことです。

それでも、故人への祈りをささげたい気持ちがおさまるわけではありません。ご自身のライフスタイルを変えずに、大事な方に会いに行きたい時は「納骨堂」を利用してみてはいかがでしょうか。

納骨堂とは?費用と種類

納骨堂とは?費用と種類

納骨堂の費用の一般的な相場は?

納骨堂の平均購入価格は「77.6万円」
選んだ納骨堂の種類によって、費用が抑えられたり、増えたりもします。また、ご供養の方法や管理費のような諸経費により、費用に差が生じます。

地域や規模による納骨堂費用の違い

納骨堂がある地域や運営している団体により、費用に差が出ることもあります。

例えば、交通のアクセスが良く、土地価格の高い地域にある納骨堂の費用は高くなります。
さらに、運営母体(寺院・公営・民間)ごとに、法要の規模や回数、施設の状態、サービスなどが異なるため、費用は変わります。

納骨堂の種類別料金

納骨堂の種類は、大きく分けて6種類あります。

・ロッカー型:20万円~
コインロッカー型の納骨堂で、上段・中段・下段により料金は異なります。

・仏檀型:個人30万円~/家族100万円~
お仏檀が連なっているかたちの納骨堂で、個人用・ご家族(ご夫婦)用により相場は変わります。

・自動搬送型:80万円~
お参りするスペースまで、ご位牌などが自動で届けられる納骨堂です。設備の新旧により価格が変動します。

・位牌型:10万円~
他のご家族のご位牌と一緒に並べられるかたちの納骨堂です。専用スペースが少ないため、比較的安価な納骨堂として分類されます。

・墓石型:個人でも100万円~
お参りをする際、天候に左右はされませんが、一般墓と同じように墓石を建てるため高額な納骨堂です。

・合祀型:10万円ほど
極力費用を抑えられる納骨堂です。ご遺骨と個別に会うことはできませんので、考えたうえで判断する必要があります。

納骨堂を選択するメリット・デメリット

納骨堂を選択するメリット・デメリット

納骨堂のメリット

納骨堂を選択した場合、このようなメリットがあります。

・屋内施設なので天候に左右されない
・空調設備が整っているため快適にお参りできる
・草刈りや掃除などの手間がかからない
・一般的墓よりも費用を抑えられることが多い
・交通アクセスが良く気軽にお参りに行ける
・遺骨の管理をしてくれるため、無縁仏にならない
・継承者不要なので、お墓の相続問題がない

納骨堂のデメリット

納骨堂にはメリットがたくさんありますが、考慮すべきデメリットもあります。

・お供えできるものに制限がある
・お参りできるスペースにも限りがある
・屋内のため火のお線香の利用に制限がある
・施設の老朽化の心配
・納骨堂運営母体の存続の心配
・合祀後はご遺骨を取り出せない

一般墓・樹木葬との違い

お墓を検討している時に、よく納骨堂と比較される対象は「一般墓」と「樹木葬」です。
納骨堂と一般墓・樹木葬の違いについて説明します。

【1つ目】ご遺骨を収蔵する場所
  納骨堂  ⇒「屋内」
一般墓・樹木葬⇒「屋外」

【2つ目】お墓の見た目
納骨堂⇒「ロッカータイプ」「自動搬送タイプ」が主流。中には一般墓のような「墓石タイプ」もある
一般墓⇒「和型」「洋型」などのいわゆるお墓
樹木葬⇒花檀のような場所にあり、石や樹木が墓標になっている

【3つ目】「費用」
納骨堂⇒平均購入額「77.6万円」。
一般墓⇒平均購入額「152.4万円」。墓石代や土地代なども含まれるため高額になる。
樹木葬⇒平均購入額「66.9万円」。形態により幅が大きい。

お参りの方法と納骨堂の手続き方法

お参りの方法と納骨堂の手続き方法

納骨堂は故人をお参りする場所です。
他の方への配慮や気を付けるべきマナーは把握しておいた方が、穏やかにお参りができます。
納骨堂でのお参りの仕方やマナー、ご遺骨を入れる手続き方法をまとめて紹介します。

納骨堂のお参りにおけるマナー

納骨堂には、お供えできるものに制限がある場合があります。一般墓にお参りに行くイメージで準備すると、せっかく準備したものをお供えできない可能性もあります。
また、開館時間や休館日を確認しておくとスムーズにお参りができます。


お参りをする時はこれらを意識することが大切です。

・大声や過度な笑い声は控えましょう。
・華美な服装・露出の多い服、派手なアクセサリーは控えましょう。
・お供えものを持参した場合は、基本的に全て持ち帰りましょう。
・日々お参りできる環境を整えてくれている、管理事務所の方へのご挨拶も大切です。

納骨堂を選定するまでの手順

ご自身や大切な方を入れる場所ですので、事前の情報収集はしっかり・丁寧に行いましょう。
また、ネットだけの情報で判断せずに、実際に気になる納骨堂へ足を運ぶのも大事です。

納骨堂を選定するまでの手順↓
1.気になる納骨堂を見つける
2.資料請求を行い価格などを比較する
3.実際に見学へ行き雰囲気を味わう
4.契約をすると決めた納骨堂に手続きの連絡

よくある質問

よくある質問

Q.おすすめの納骨堂はありますか?

A.以下お墓の口コミおすすめの納骨堂です。


「蔵前陵苑(くらまえりょうえん)」
蔵前陵苑(台東区)の評判【平均評価4.8点 5人からの評価】


「赤坂一ツ木陵苑(あかさかひとつぎりょうえん)」
威徳寺/赤坂一ツ木陵苑(港区)の評判【平均評価5.0点 3人からの評価】


「白山御廟(はくさんごびょう)」
白山御廟(納骨堂)
(文京区)の評判【平均評価4.67点 3人からの評価】

Q.お墓を継ぐ人がいません。利用できますか?

A.問題ありません。

基本的に永代供養をしてくれることが多いので、継承者がいなくても問題ありません。
詳しくは期になっている納骨堂へ連絡してみてください。

Q.檀家になる必要はありますか?

A.入檀をしなくても利用できるところがほとんどです。

中には利用するには入檀必須という納骨堂もありますが、
一般的には宗教宗派不問、入檀義務なしで利用できるところがほとんどです。

Q.生前に購入はできますか?

A.可能です。

生前にお墓のことを考えるのは、長寿につながるという考えがあります。
縁起の悪いことではありません。

まとめ

お参りに行きたくてもお墓が遠方にある方、仕事・学業に忙しく、なかなか墓地に行けない方は、交通アクセスが良い場所に多く、天候の影響を受けにくい、納骨堂を検討してみてはいかがでしょうか。継承問題も回避できる納骨堂は、現代人の生活様式に寄り添った弔いの方法です。

株式会社ディライト

この記事の著者・監修者

株式会社ディライト

株式会社ディライトは、葬儀業界とお墓業界の「集客の困った」と「人の困った」を解決する会社です。

竹田 勇仁

この記事の編集者

お墓の口コミ編集部

竹田 勇仁

東京都出身。大学を卒業後葬儀社で勤務。
現場経験を経て、消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「お墓の口コミ」を運営している。

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