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墓石とは?お墓を構成する様々なパーツ、石材の種類、加工方法について解説

最新編集日:2025年10年25日

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お墓のことを考え始めると、「そもそも ”墓石” とは何だろう?」という疑問が浮かぶのではないでしょうか。 この記事では、お墓全体ではなく「墓石(お墓を構成する個々の石)」に焦点を当て、その基礎知識をわかりやすく解説します。 〈この記事を読んでわかること〉 ● 墓石とは何か?(定義・歴史) ● 石のお墓の主な種類(和型・洋型・デザイン墓石) ● お墓を構成する様々な墓石(部位・パーツ) ● 墓石はどのようにして作られる?(採石~加工のプロセス) この記事が、あなたにとって納得のいくお墓づくりの第一歩となれば幸いです。
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【目次】

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墓石とは何か?|「お墓全体」でははく「お墓の石」について

石のお墓の種類|和型墓石・洋型墓石・デザイン墓石

和型墓石を構成する様々な墓石(=お墓のパーツ)

石材の種類(石種)

石材の品質指標|吸水率・見かけ比重・圧縮強度

墓石はどのようにして作られる?|採石~加工までのプロセス

まとめ

よくある質問(FAQ)

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墓石とは何か?|「お墓全体」でははく「お墓の石」について

はじめに、「墓石の定義」「石で作られている理由」「墓石の歴史」についてご説明します。

墓石の定義|故人を供養するための石碑

墓石とは、故人の遺骨を納め、その霊を供養するために建てられる石製の碑のことです。亡くなった方が埋葬されている場所を示す「墓標(ぼひょう)」としての役割も持っています。 墓石と似た言葉に「お墓」がありますが、お墓とは、「墓石(石碑・石塔・石板)」と「墓地(土地・区画)」を合わせた総称です。つまり、墓石はお墓を構成する中心的な要素の一つといえるでしょう。 関連記事:お墓(墓石 + 墓地)の費用相場 また、墓石は仏壇とも異なります。仏壇は家の中に置かれ、位牌を安置して日々の供養を行う場所です。一方で墓石には遺骨そのものが納められており、故人が永遠に眠る場所となっています。

お墓が石で作られている理由

この世とあの世(黄泉の国)を隔てる大石とされる『千引岩』
お墓に石が用いられる理由には「実用面の理由」と「文化的な理由」があります。 まず、実用面の理由は、石が非常に頑丈で、半永久的に形を保つ材料だからです。木や土で作られたお墓では、雨風や時間の経過によって朽ちてしまいますが、石製のお墓なら、長い年月にわたって故人を供養し続けることができます。実際には、木や土のお墓も昔は存在しましたが、耐久性の観点から、次第に「石のお墓」が主流になったという経緯があります。 次に、文化的な理由として、日本では古来から、石を神聖なものとして扱ってきたことが挙げられます。古事記に記されたイザナギとイザナミの神話では、黄泉の国(死者の世界)と現世を隔てるために「千引岩(ちびきのいわ)」という大きな岩(石)が置かれたとされています。こうした信仰も、お墓に石を用いるようになった理由の一つと考えられています。

墓石の歴史

日本で庶民がお墓に石塔(墓石)を建てるようになったのは、江戸時代からとされています。それ以前は、貴族や武士階級など一部の人々だけが石のお墓を建てていました。 江戸時代には「檀家制度(だんかせいど)」が確立され、人々は必ずどこかの寺院に所属することになりました。この制度によって、庶民の間にも墓石を建てる習慣が広がっていったのです。 明治時代以降になると、家制度の影響で「〇〇家之墓」という形の「家墓(いえはか、いえぼ)」が一般化しました。 しかし現在では、「伝統的な石のお墓」は全体の2割程度となっており、納骨堂が約2割、樹木葬が約5割を占めるなど、供養の形は多様化しています。

一般の方が思う「墓石」と石材店の見積書の「墓石」は違う

一般の方が思う「墓石」は、「〇〇家之墓」「先祖代々之墓」といった文字が彫られた大きな石(「竿石」といいます)と、その台座部分の石ではないでしょうか。よって本記事では、竿石と台座部分の石を「墓石本体」と呼ぶこととします。 一方で、石材店が「墓石」と言う場合は、花立、香炉、墓誌、灯篭などの「付属品」や、区画を囲む石(外柵)なども含む場合があります。どこまでが墓石に含まれるか?は、石材店によって異なります。

石のお墓の種類|和型墓石・洋型墓石・デザイン墓石

和型墓石と洋型墓石
石で作られたお墓は、「和型墓石」「洋型墓石」「デザイン墓石」の3つに分類され、それぞれ形や特徴が異なります。

和型墓石|縦長の伝統的な形状

和型墓石は、縦に長い伝統的な形の「和風のお墓」です。「〇〇家之墓」と刻まれた、多くの方がイメージする一般的なお墓がこの和型墓石といえるでしょう。 一番上の竿石(さおいし)と呼ばれる縦長の石の下に台座を重ねていく構造になっています。高さがある分、石材の使用量が多くなります。 和型墓石は格式があり、先祖代々受け継がれてきた伝統的なスタイルとして、今でも多くの方に選ばれています。

洋型墓石|横長のモダンな形状

洋型墓石は、背が低く横に広い形が特徴の「洋風のお墓」です。公園墓地などでよく見られ、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。 和型墓石に比べて石材の使用量が少なく済みます。また、重心が低いことから地震にも強いとされています。 洋型墓石には、家名のほかに「絆」「感謝」「ありがとう」「Thank you」といった短い言葉を刻むこともできます。

デザイン墓石|故人らしさを表現する自由な形状

デザイン墓石は、決まった形にとらわれず、故人の趣味や人柄を反映した「デザイン性の高いお墓」です。楽器の形をした墓石や、球状の墓石、本の形をした墓石など、様々なデザインがあります。 多くはオーダーメイドで、複雑な加工が必要になります。個性を大切にする現代のニーズに応える形として、近年増えてきています。

五輪塔など特殊な墓石

五輪塔と宝篋印塔
和型・洋型・デザイン墓石以外にも、特殊な形状の墓石があります。

五輪塔(ごりんとう)

下から四角・円・三角・半月・宝珠の5つの形を積み重ねた塔型の墓石です。それぞれが地・水・火・風・空を表しており、仏教の世界観を象徴しています。主に真言宗や天台宗などで用いられます。 関連記事:五輪塔は身分の高い人専用のお墓?⇒ 現代では誰でも建てられます

宝篋印塔(ほうきょういんとう)

屋根の四隅に角が突き出た特徴的な形の塔です。もともとは経典を納めるための塔でしたが、現在では供養塔として使われることもあります。

和型墓石を構成する様々な墓石(=お墓のパーツ)

和型墓石の区画全体図(各部位の名称)
区分 お墓の各パーツ=各墓石
墓石本体(竿石と台座)竿石(さおいし)、上台、中台、芝台
付属品水鉢・花立・香炉・墓誌・灯籠・拝石・物置台・塔婆立て・手水鉢(つくばい) など
外柵根石・羽目石・笠石・親柱(門柱)・ギボシ柱・階段・門前踏石
外構仕上げ敷石・砂利(玉砂利)・植栽枡
ここでは、和風のお墓(和型墓石)を構成する、各パーツ(各墓石)について解説します。それぞれのパーツの名称と役割を知っておくと、石材店(墓石屋さん)との打ち合わせがスムーズになりますので、一つひとつ見ていきましょう。

竿石(さおいし)|お墓の中心となる縦長の石

竿石は、お墓の中心となる縦長の大きな石のことです。一番上に立っている石といえばイメージしやすいでしょう。 竿石の正面には、家名(「〇〇家之墓」など)や宗派の題目(「南無阿弥陀仏」など)が刻まれます。また、側面には戒名や没年月日、建立年月などが記されることもあります。

台座(上台・中台・芝台)|竿石を支える土台となる石

竿石の下には、複数の台座が重ねられています。一般的には、上から順に「上台(じょうだい)」「中台(ちゅうだい)」「芝台(しばだい)」と呼ばれます(芝台は「下台」ともいう)。これらの台座は、竿石を安定して支えるとともに、お墓全体の高さやバランスを調整する役割も果たしています。芝台を省く場合もあり、その場合は上台と中台の2段構成になります。 また、上台に「蓮華台(れんげだい)」「スリン」「猫足(ねこあし)」といった装飾を施す場合もあります。
名称 役割・特徴
蓮華台(れんげだい)蓮の花をかたどった台座です。仏教では蓮の花は清浄の象徴とされており、格式を高める装飾として用いられます
スリン竿石の直下に据える受け座です。上台の上に別パーツとして載せる場合と、上台の上面を彫り出して一体化する場合があります
猫足(ねこあし)台座の四隅に付ける脚のような装飾です。反り返った形状が猫の足に似ていることから、この名前がついています

カロート(納骨室)|遺骨を納めるスペース

カロートとは、遺骨を納めるために芝台の下に設けられるスペースのことです。納骨室、納骨棺とも呼ばれます。 カロートの大きさや形は、墓地の形状や埋葬の方法によって異なります。主に、地下に掘るタイプ(地下カロート)と、地上に設置するタイプ(丘カロート)があります。

付属品|水鉢・花立・香炉・墓誌・灯籠など

付属品とは、墓石本体の正面や周りに据え付ける備品です。主な付属品は以下のとおりです。
名称 設置場所 役割・特徴
水鉢(みずばち)墓石本体の正面故人の喉の渇きを潤すために清浄な水を満たしておく器。花立てと一体化したタイプもある
花立(はなたて)墓石本体の正面お花を供えるために設置され、多くは筒状になっている。水鉢と一体化したタイプもある
香炉(こうろ)墓石本体の正面線香をお供えする部分。線香を寝かせてお供えする横型で、屋根と壁が付いたタイプが主流
墓誌(ぼし)墓石の横戒名や俗名、没年月日などを刻むための石板。竿石に刻める人数には限りがあるため、家族が多い場合に設置する
灯籠(とうろう)区画の脇邪気を払う役割、悟りへの道を照らす役割がある。一対(2つ)で設置するのが一般的
付属品には、これら以外に、拝石(はいせき)・物置台・塔婆立て・手水鉢(つくばい)などがあります。

外柵(がいさく)|区画を囲む石の枠

外柵とは、お墓の区画を囲む石の枠のことです。背の低い石材で囲むシンプルなタイプから、門柱のついた立派なタイプまで、様々なデザインがあります。

石材の種類(石種)

墓石の見栄えや耐久性は、使用する石材によって大きく変わります。ここでは、石材の種類(石種)と品質指標について解説します。

国産石材と外国産石材

墓石に使われる石材には、国産石材と外国産石材があります。

国産石材

国産石材とは、日本各地の採石場で採掘される石です。採掘量が年々減少しているため、希少性が高い傾向があります。 香川県産の庵治石(あじいし)、愛媛県で採れる大島石(おおしまいし)、神奈川県の本小松石(ほんこまついし)が代表的です。特に庵治石は、花崗岩のダイヤモンドとも呼ばれる最高級品で、きめ細かい「斑(ふ)」という模様が特徴です。

外国産石材

外国産石材とは、主に中国、インド、南アフリカなどから輸入される石です。供給量が安定しています。 代表的なものに、中国産のG623やG688、インド産のクンナムなどがあります。G623は日本で最も多く使われている石材の一つで、グレー系の落ち着いた色合いが特徴です。 外国産だからといって品質が劣るわけではなく、墓石として十分な強度と耐久性を持つものが多くあります。実際に石材店でサンプルを見て、色合いや質感を確認してから選ぶとよいでしょう。 石種による価格の違いについてくわしく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

石材の品質指標|吸水率・見かけ比重・圧縮強度

石材の品質には明確な数値指標があります。下表の「吸水率」「見かけ比重」「圧縮強度」の3つです。
指標 内容
吸水率石が「どれだけ水を吸いにくいか」を示す数値です。数値が小さいほど、凍結によるひび割れや汚れに強い傾向があります。
見かけ比重石の密度(同じ体積での重さ)を示す数値です。数値が大きいほど、密度が高く、傷・欠け・摩耗に強い傾向があります。
圧縮強度石が「上から押しつぶす力にどれだけ耐えられるか」を示す数値です。数値が大きいほど、割れにくい石です。なお、表面の「硬さ」(傷のつきにくさ)とは別の指標です。
簡単にいうと、それぞれ「どれだけ水を吸いにくいか」「どれだけ中身が詰まっているか」「どれだけ頑丈か」という数値指標です。 この3つの数値指標があることだけは覚えておきましょう。そして「この3つの数値が分かる資料を見せてください」と石材店に伝えてみましょう。優良石材店ならすぐに見せてくれますし、むしろ向こうから率先して説明してくれるでしょう。 参考:庵治石・大島石などの吸水率・見かけ比重・圧縮強度 (「全優石」公式サイトより)

墓石はどのようにして作られる?|採石~加工までのプロセス

ここでは「石材が墓石に加工されるまでのプロセス」について解説します。全体の流れは以下になります。 ① 採石(原石を切り出す) ② 大割り(原石をブロック化する) ③ スラブ化(ブロックを厚い板状にカットする) ④ 小割り ⑤ 研磨・細部仕上げ ⑥ 彫刻・塗装 ⑦ 最終検査 以下に、それぞれ解説します。

① 採石(原石を切り出す)

まず、採石業者が採石場で墓石の材料となる石を切り出します(採石)。 山の岩盤に専用のノコギリ(ダイヤモンドワイヤーソー)を入れたり、発破(爆破)をかけたりして、巨大な石の塊を岩盤から分離させます。

② 大割り(原石をブロック化する)

次に、採石業者は切り出した巨大な石の塊を四角いかたまりに切り分けます。この作業を「大割り(おおわり)」といい、大割りしたかたまりを「ブロック」といいます。 ひびや色ムラのない品質基準を満たすブロックだけが、大手石材店や原石加工を専門とする工場へ輸送されます。

③ スラブ化(ブロックを厚い板状にカットする)

次に、大手石材店が、輸送された「ブロック」を自社の専門工場で加工します。 ガングソー(大型往復切断機)や大径のダイヤモンドカッターといった大型機械を使い、ブロックを墓石用に厚い板状にカットします。 スラブ化:ブロックを板状にカットする作業 ● スラブ:板状にカットされた石材 スラブ化が終わったら、スラブ表面のキズや石目の乱れの有無が念入りに点検されます。こうして合格した「スラブ」が、「地域の石材店」が仕入れる材料として出荷(輸送)されます。

④ 小割り

次に、地域の石材店が、スラブを竿石・上台・中台・芝台などの墓石の各パーツ(部材)の寸法に切り分けます。この作業を「小割り(こわり)」といいます。大手石材店が小割りまで行う場合もあります。

⑤ 研磨・細部仕上げ

次に、小割りされた各パーツの表面を磨き上げる「研磨」の工程に入ります。 まず、研磨機で墓石の平らな面と大きな面を磨きます。研磨機のパッドを番号(番手)の小さい粗いパッドから、番手の大きい細かいパッドに替えて磨くことで、鏡のようなツヤが生まれます。 その後、機械では磨けない曲線部分(水鉢や花立の丸みなど)や、細かな溝を、職人が手持ちの電動ポリッシャーや砥石(といし)で磨き、全体のムラをなくします。

⑥ 彫刻・塗装

研磨が終わったら、墓石に家名や戒名などの文字を彫刻します。現在の主流は、ゴムシートで型を作り、高圧で砂を吹き付けて彫る「サンドブラスト」という手法です。 文字を彫った後、必要に応じて白や黒の塗料を入れたり、金箔を貼ったりして、墓石のパーツが完成します。

⑦ 最終検査

彫刻・塗装までの全ての加工が完了したら、工場での最終検査を行います。 この検査では、実際に墓石の各パーツを一度工場内で組み立ててみる「仮組み」 を行い、以下の項目を念入りにチェックします。
検査項目 確認内容
部材の確認全てのパーツが揃っているか
寸法の精度設計図面通りの寸法か / パーツ同士が隙間なく組み合わさるか
キズ・欠け表面や角にキズや欠けがないか
磨きの状態磨き残しやムラがなく均一な光沢が出ているか
色合い・石目各パーツの色合いが揃っているか / 目立つ色ムラがないか
彫刻内容文字や家紋が正しく彫られているか
最終検査で不具合が見つかった場合は、そのパーツを作り直します。 全ての検査項目に合格した墓石だけが、現場で施工する工事部隊に引き渡されます。
以上が、原石を採石場で切り出してから工場で墓石に加工するまでのプロセスです。ふだん目にする墓石が、どれだけの手間と技術で作られているか、おわかりいただけたのではないでしょうか。

まとめ

この記事では、墓石とは何か、その意味や役割について解説してきました。また、墓石の種類や構造、石材の品質、加工工程についてもご紹介しました。 墓石の基礎知識を理解できたのではないでしょうか。あなたやご家族にとって納得のいくお墓づくりができることを願っています。 お墓の口コミでは、全国の霊園・墓地の口コミを掲載しています。 実際に利用された方の声を参考にしながら、ご家族に合ったお墓を探してみてください。 「お墓の口コミ」で霊園を探してみる

よくある質問(FAQ)

Q.墓石を建てるには、まず何から始めればいいですか?
A.
まず、インターネットで検索したり、知人に紹介してもらったりして、石材店を探すことから始めましょう。 ほとんどの民営霊園や寺院墓地は、数社または1社の石材店にしか、霊園内で墓石を建てることを許可していません(指定石材店制度)。そのため自由に石材店を選ぶことはできないのです。先に信頼できる石材店を見つけてから、その石材店が施工できる霊園を紹介してもらう流れが最も安全です。
Q.石材店はどうやって選べばいいですか?
A.
信頼できる石材店かどうかを見極めるには、主に以下の3点を確認しましょう。 1. 見積書に「墓石一式」ではなく、石材費・加工費・施工費などの明細があるか 2. 石材の品質指標(吸水率・見かけ比重・圧縮強度)を明示してくれるか 3. 契約前に契約書の雛形と保証内容を書面で提示してくれるか
Q.墓石の費用はどれくらいかかりますか?
A.
墓石代(墓石本体 + 工事)の相場は100万円~300万円です。 個々の墓石の費用は、墓石の大きさ、石材の種類、デザインの複雑さなどによって大きく変わります。墓石の費用について、くわしく知りたい方は以下の記事をご覧ください。 関連記事:墓石の値段を決める6つの要因とは?石材店の見積書の注意点も解説
Q.国産石材と外国産石材のどちらが良質ですか?
A.
一概には言えません。国産石材の中には、香川県産の庵治石のような最高級品もありますが、外国産石材でも墓石として十分な強度と耐久性を持つものが多くあります。 重要なのは、石材の産地ではなく、吸水率・見かけ比重・圧縮強度といった品質指標です。石材店に「品質指標がわかる資料を見せてください」と投げかけてみましょう。優良石材店なら品質指標をもとに、耐久性についてわかりやすく説明してくれるでしょう。
Q.墓石は何年くらい持ちますか?
A.
使用する石材の種類や環境によって差はありますが、一般的に墓石の耐用年数は30〜150年程度といわれています。 高品質な御影石で作られたお墓は、半永久的に持つこともあります。一方で、雨風や寒暖差で徐々に劣化するため、長持ちさせるには定期的なお手入れや頑丈な基礎工事が大切です。
Q.墓石に彫刻した文字は後から追加できますか?
A.
はい、可能です。故人が増えた際に戒名や俗名を追加彫刻するのは一般的です。石材店に依頼すれば対応してもらえます。 彫刻スペースが足りない場合は、墓誌(別の石板)を設置して刻む方法もあります。追加彫刻の際には、魂抜き・魂入れの法要を行う場合があります(墓石からいったん故人の魂を抜いて文字入れし、文字入れ後に再度、魂を入れる)。 関連記事:墓石のどこに、どんな文字を刻む?費用や注意点も解説

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