お彼岸の仏壇特集!お彼岸に向けての準備、仏壇飾りやお供えするものなどを詳しく解説

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お彼岸の写真

この記事はこんな人におすすめ

  • お彼岸の際、仏壇に何をお供えするのか知りたい方

  • お供えについて詳しく知りたい方

  • 仏壇・仏具の掃除の仕方について知りたい方

春と秋の年2回訪れる「お彼岸」とは、春分の日と秋分の日を中心に前後3日間を加えた7日間の期間を指します。

両方のお彼岸ともに、仏壇周りを丁寧に掃除し、お供え物と共にご先祖様に感謝の気持ちを表すことが大切です。

特に春と秋の自然の美しさを取り入れた仏壇の飾り付けは、訪れる家族や親戚との絆を深める大切な瞬間となるでしょう。

この記事では、仏壇・仏具の掃除の仕方から飾り付けやお供え物、注意すべきポイントについて詳しく解説します。

仏壇・仏具の掃除は事前に!

仏壇仏具の掃除写真

普段、なかなか仏壇・仏具の隅々の掃除まで手が回らない方も多いと思いますが、お彼岸という特別な期間に日頃の感謝の気持ちを込めて、丁寧に掃除しましょう。

お彼岸当日はバタバタしてしまうので、事前に済ませておくと安心して当日を迎えられるでしょう。

仏壇の掃除手順

仏壇の掃除は、上から順に進めるのが基本です。

掃除の際には、仏具や位牌を傷つけないように注意しましょう。

また、掃除後に飾り方が分からなくならないよう、事前に仏壇の写真を撮っておくと良いでしょう。

①仏壇内の仏具を取り外す

仏壇の掃除を始める前に、仏具を全て取り外します。

取り外した仏具は、柔らかい布の上に丁寧に置きます。

②上から順に埃を払う

羽根箒や柔らかい布を使って、仏壇の上部から順に埃を払い落とします。

埃が溜まりやすい角や細部は、綿棒や絵筆を使って丁寧に掃除します。

③仏壇の拭き掃除

柔らかい布を水で軽く湿らせ、仏壇全体を優しく拭きます。

汚れがひどい場合は、中性洗剤を水で薄めて使用し、その後必ず水拭きを行って洗剤の残りを拭き取ります。

木製の仏壇は水分に弱いので、湿気を防ぐためにも水分は最小限にしましょう。

仏具の掃除手順

仏具は材質によって掃除方法が異なります。

それぞれの仏具の掃除手順を紹介します。

①金属製の仏具(燭台・香炉など)

羽根箒や柔らかいブラシで、仏具の表面に付いた埃を払います。

汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた水で軽く洗い、その後、柔らかい布で丁寧に拭き取ります。

磨きが必要な場合は、専用の金属磨き剤を使用して輝きを取り戻します。

②木製の仏具

羽根箒や柔らかい布で、仏具表面の埃を優しく拭き取ります。

木製の仏具は水分に弱いため、水を使わず乾拭きが基本です。

汚れが目立つ場合は、固く絞った布で軽く拭いてください。

③漆塗りの仏具

漆塗りの仏具も水分に敏感なため、乾拭きが基本です。

柔らかい布で表面を優しく拭きます。

光沢を保つために、時々専用のクロスで磨くと良いでしょう。

強い力で磨くと傷がつくことがあるので、優しく拭くようにしてください。

仏具を元に戻す

掃除が終わったら、仏具を元の位置に戻します。

この際、配置を確認しながら丁寧に行いましょう。

仏壇と仏具は、日常的に軽い掃除をすることで、常に清潔な状態を保つことができます。

日々の礼拝後に、簡単に埃を払う習慣をつけると良いでしょう。

長期間の使用で落ちない汚れは、プロへのクリーニング依頼もおすすめです。

お彼岸の仏壇飾り

お彼岸仏壇飾りの写真

仏壇の飾りは、ご本尊(仏像)を中心に配置することが重要です。

ご本尊の前には供物台(供台)を置き、その上にお供え物を並べます。

また、仏具やお花は常に清潔に保ち、古くなったものは新しいものに取り替える習慣を持つことが大切です。

五供(ごく)

仏壇には毎日、「五供(ごく)」という基本のお供えをします。

五供とは、「香、花、灯明、浄水、食物」を指します。

【香】・・・線香やお香のこと。
【花】・・・生花やプリザーブドフラワーのこと。
【灯明】・・・ろうそくのこと。
【浄水】・・・水やお茶。
【食物】・・・ご飯などの食べ物のこと。

これらの供え物は、仏様やご先祖様への尊敬と感謝の気持ちを表現しています。

お彼岸の花

お花は普段から飾ることも多いと思いますが、お彼岸の時期は季節の花を飾り、いつもより盛大にお供えしましょう。

季節のお花や、故人が好きだったお花を供えることで、ご先祖様への敬意を示すことができます。

また、花は新鮮であることが重要ですので、枯れた花はすぐに取り除き新しい花を供えるよう心掛けましょう。

注意点として、トゲや毒のある花や香りの強いものは避けて選びましょう。

定番の仏花

菊やマムは代表的な仏花の一つです。

その他にも、ユリやカーネーションなども1年を通して入手でき、日持ちが良いので広く用いられています。

お彼岸におすすめの花

【春のお彼岸におすすめの花】
・牡丹、マーガレット、フリージア、アイリスなど。

【秋のお彼岸におすすめの花】
・萩、コスモス、ケイトウ、リンドウなど。

仏壇のお供え

毎日お供えするものから、お彼岸特有のお供え物を紹介します。

是非、参考にしてみてください。

果物

お供えする果物は、丸いものが縁起が良いといわれています。

季節の果物をお供えするのも良いでしょう。

ただし、傷みの早い果物は避け、日持ちするリンゴやメロン、オレンジなどを選びましょう。

故人の好きだったもの

故人の好きだったお菓子や食べ物を作ってお供えするのも良いでしょう。

ただし、肉や魚などの生もの、ニンニクなどの匂いの強いものは仏教の教えでは禁じられているので避けましょう

精進料理

肉や魚などの殺生を連想させるものは使わずに、一汁三菜を基本として作ったものをいいます。

出汁にも鰹節や煮干しを使わずに、昆布や椎茸などの植物性のものを使って作りましょう。

お彼岸におすすめのお供え物

お彼岸特有のお供え物を紹介します。

ぼた餅・おはぎ

春彼岸には「ぼた餅」、秋彼岸には「おはぎ」をお供えするのがお彼岸の定番です。

お彼岸にぼた餅やおはぎを食べるようになったのには諸説ありますが、一説には、小豆には邪気を払う効果があるとされていたことがあります。

また、昔は砂糖も貴重な食べ物だったため、1年の健康を祈ってお彼岸に食べるようになったといわれています。

彼岸団子

地域によっては、お団子をお供えする地域もあります。

お彼岸初日(彼岸入り)にお供えするお団子を「入り団子」、お彼岸最終日(彼岸明け)にお供えするお団子を「明け団子」と呼び、お供えする形や積み方も地域によって異なります。

【お彼岸】仏壇にお供えする期間は?

仏壇にお供えする期間は、お彼岸の初日にお供えし、最終日までの7日間お供えするのが一般的です。

7日間お供えするのが難しそうなものの場合は、中日にお供えすると良いでしょう。

また、お供えしたあとは家族でいただくのがマナーとされています。

命のありがたみに感謝し、いただきましょう。

よくある質問

お彼岸に仏壇にお供えするものは?

お彼岸の定番のお供えは、「ぼた餅・おはぎ」「彼岸団子」になります。

その他にも、季節の花や果物、精進料理や故人の好きだったものなど、普段より豪華にをお供えすると良いでしょう。

まとめ

春のお彼岸も秋のお彼岸も、お盆同様、ご先祖様を想い供養する大切な期間です。

普段なかなか手の回らない仏壇・仏具の掃除をし、豪華なお供え物でお彼岸を迎えてはいかがでしょうか。

株式会社ディライト

この記事の著者・監修者

株式会社ディライト

株式会社ディライトは、葬儀業界とお墓業界の「集客の困った」と「人の困った」を解決する会社です。

竹田 勇飛

この記事の編集者

お墓の口コミ編集部

竹田 勇飛

東京都出身。計400社以上の墓石、葬儀会社と繋がりを持ち、お墓ディレクター2級を有している。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「お墓の口コミ」を運営している。

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