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【お墓のプロ直伝】後悔しない納骨堂の選び方8選

最新編集日:2025年10年05日

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納骨堂を検討中の方の中には「どのような基準で選べばよいかわからない」「後悔しない選び方を知りたい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。 納骨堂は一般的なお墓と異なる特徴があるため、選び方のポイントを知らずに契約すると「こんなはずではなかった」という後悔につながりかねません。 この記事では、納骨堂の選び方でお悩みの方向けに、お墓のプロの視点から後悔しないための基本的な手順とチェックポイントをわかりやすく解説します。 〈記事を読んでわかること〉 ● 納骨堂の種類・運営主体 ● 納骨堂選びで後悔しないためにやるべきこと ● 納骨堂を選ぶときのチェックポイント8選 ● 納骨堂のメリット・デメリット この記事が、ご自身やご家族に最適な納骨堂選びのお役に立てたら幸いです。
お墓の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役
著者・監修者

株式会社ディライト 代表取締役

高橋 亮

葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣ス...続きを読む
お墓の口コミ監修者:株式会社武蔵野御廟 渉外企画担当部長 伊藤成人
監修者

株式会社武蔵野御廟 渉外企画担当部長

伊藤 成人

室内墓所(自動搬送式納骨堂)の販売を行う株式会社武蔵野御廟にて、渉外・業務提携・イベント企...続きを読む
お墓の口コミ編集者:お墓ディレクター2級  竹田勇飛
編集者

お墓ディレクター2級取得者

竹田 勇飛

東京都出身。計400社以上の墓石、葬儀会社と繋がりを持ち、お墓ディレクター2級を有している...続きを読む
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【目次】

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納骨堂とは?(種類と運営主体)

納骨堂選びで後悔しないためにやるべきこと

納骨堂を選ぶときのチェックポイント8選

納骨堂のメリット・デメリット

まとめ

よくある質問(FAQ)

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納骨堂とは?(種類と運営主体)

納骨堂とは、建物の中に遺骨を安置する屋内施設のことです。屋外にある一般的なお墓と違い、雨や雪の日でも快適にお参りできます。 一般的なお墓(一般墓)の建立には、平均150万円程度の費用がかかりますが、納骨堂は平均80万円程度で契約できるため、費用を大幅に抑えることができます。 永代供養がついており、承継者(お墓を継ぐ人)がいない方でも利用できるのも納骨堂のメリットです(永代供養とは、遺族の代わりに寺院や霊園が永続的にお墓や遺骨を管理・供養することを指します)。 納骨堂は新しい形のお墓として人気が高まっており、今ではお墓の購入者の2割程度が納骨堂を選んでいます。

納骨堂の代表的な種類

納骨堂にはいくつかのタイプがありますが、ここでは「ロッカー式納骨堂」「自動搬送式納骨堂」「仏壇式納骨堂」について簡単にご紹介します。 関連記事:納骨堂の種類は5つ|特徴・費用相場・選び方をわかりやすく解説

ロッカー式納骨堂

ロッカー式納骨堂
コインロッカーのような形状の納骨スペースが並ぶタイプの納骨堂です。それぞれの区画に扉があり、ロッカーの中に骨壺を安置します。

自動搬送式納骨堂

自動搬送式納骨堂
「ビル型納骨堂」とも呼ばれ、都心部に増えている新しいタイプの納骨堂です。遺骨はふだんはバックヤードに保管されており、ICカードをかざすと参拝ブースに搬送される仕組みになっています。

仏壇式納骨堂

仏壇式納骨堂
一つひとつの区画が小さな仏壇のようになっており、上段にご本尊や位牌を、下段に遺骨を安置するタイプの納骨堂です。

納骨堂の運営主体による分類

納骨堂の運営主体には、寺院、民間企業、自治体の3つがあります。

寺院納骨堂

寺院が運営しており、宗派の作法で法要や読経を行ってくれます。檀家になることを求められる場合があります。

民営納骨堂

宗教法人や民間企業が運営しています。宗派を問わないことが多く、サービスが充実している傾向にあります。

公営納骨堂

自治体が運営しており、費用を最も抑えられるのが特徴です。利用するには住んでいる地域などの条件があります。

納骨堂選びで後悔しないためにやるべきこと

納骨堂選びで後悔しないために、事前にやるべきことは以下の3つです。 事前にやるべきこと3つ: 1. 家族・親族との話し合い 2. 情報収集・比較検討 3. 現地見学・現地質問

家族・親族との話し合い

納骨堂は比較的新しい供養の形なので、家族や親せきから反対されるケースもありますが、だからこそ事前にしっかり話し合うことが大切です。 従来のお墓(一般墓)が間違っていて、納骨堂が正しいわけではありません。話し合いの結果、一般墓を選ぶという結論に至る場合もあるでしょう。どんな結果になるにせよ、独断で進めず、事前にしっかり話し合うことが大切です。 納骨堂そのものではなく、事前の相談がなかったことが最大の理由で、関係が悪化することだけは避けたいものです。

情報収集・比較検討

まずはご自身の希望条件(納骨堂の種類や立地、予算など)を整理しましょう。条件が固まったら、当サイト「お墓の口コミ」のようなポータルサイトを使って霊園を検索します。条件に合いそうな納骨堂を複数ピックアップし、資料を取り寄せて比較検討しましょう。

現地見学・現地質問

候補の納骨堂を絞り込んだら、必ず現地を見学しましょう。また、不明な点や疑問に思ったことは、時間の許す限り質問しましょう。 「想像したイメージと違う‥」「清掃が行き届いてない‥」「スタッフの対応が悪い‥」といった後悔を避けるには、現地見学は必須です。できる限り複数の納骨堂を見学することをおすすめします。 関連記事:納骨堂を選ぶときは見学が必須|準備についても徹底解説 次の章では、比較検討と現地見学の際のチェックポイントについてくわしく解説します。

納骨堂を選ぶときのチェックポイント8選

納骨堂選びで「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためには、事前の確認が大切です。以下の8つのチェックポイントを順番に確認しましょう。 納骨堂選びの8つのチェックポイント: 1. 遺骨の安置方式 2. 遺骨の収蔵可能数 3. 費用の総額(初期費用・追加費用・管理費) 4. アクセスの利便性(通いやすさ) 5. 設備の充実度・管理状況 6. お参りやお供え物のルール 7. 檀家加入の義務の有無(寺院納骨堂の場合) 8. ペット埋葬の詳細 以下に、それぞれ解説します。

遺骨の個別安置期間

1つ目のチェックポイントは、遺骨が何年間、個別安置(個別保管)されるかです。 多くの納骨堂は、一定期間内(13回忌まで、33回忌まで等)は、遺骨を個別に安置し、その後は他の方の遺骨と一緒に埋葬する「合祀(ごうし)」に移行する運用になっています。 合祀された後は、遺骨を個別に取り出すことはできません。以下をしっかり確認しておきましょう。 確認ポイント: ● 個別安置期間は何年か?(何年のプランがあるか?) ● 個別安置期間は延長可能か?延長可能年数は何年か? ● 個別安置期間中は遺骨を取り出せるか? ● 上記それぞれの費用はいくらか?

遺骨の収蔵可能数

2つ目のチェックポイントは、遺骨の収蔵可能数です。 多くの施設はプランごとに遺骨の収蔵数に上限を設けています。たとえば、遺骨2体までのプランを契約した場合、3体目以降の納骨は受け付けない、といった制限です。 最大何体まで納骨する可能性があるかを考慮してプランを決めましょう。追加料金を払えば、収蔵数を増やせるプランもあります。 また、収蔵可能数だけでなく、「骨壺の大きさの条件」も確認しておきましょう。たとえば、3体目以降を納骨する際は、骨壺のサイズを小さくする、といった条件付きのプランもあるからです。遺骨の収蔵可能数によって、初期費用も大きく変わるため、必ず確認しましょう。 確認ポイント: ● 自分は最大何体まで納骨したいか?(可能性があるか?) ● そのプランでは最大何体まで納骨できるか? ● 後から収蔵可能数を増やせるか?(プラン変更できるか?) ● 骨壺のサイズや個数に制限はあるか?

費用の総額(初期費用・追加費用・管理費)

3つ目のチェックポイントは、費用の総額です。 納骨堂にかかる費用は初期費用だけではありません。追加費用(追加納骨料や個別法要料など)や年間管理費が発生する場合があります。 必ず、初期費用、追加費用、年間管理費の合計金額を確認しましょう。 確認ポイント: ● 初期費用の総額 ● 初期費用に含まれる内容 ● 追加費用の総額 ● 年間管理費 ● お布施の目安

アクセスの利便性(通いやすさ)

4つ目のチェックポイントは、アクセスです。 最寄り駅から徒歩何分かだけでなく、送迎バスの有無や運行頻度、駐車場の有無、駐車可能台数もチェックしておきましょう。実際に見学に訪れることで、坂道のきつさなどもわかります。 アクセスについては、高齢になって体力が落ちたときの自分を想像しながらチェックしましょう。

設備の充実度・管理状況

5つ目は設備の状況です。 屋内施設である納骨堂は、設備の充実度が参拝のしやすさを大きく左右します。空調(冷暖房)の快適さ、バリアフリーの状況、多目的トイレ・休憩所・法要室の有無なども確認しておきましょう。

お参りやお供え物のルール

6つ目は参拝のルールです。 施設によって異なりますが、多くの場合、火災防止の観点から、本物の線香やローソクの使用は禁止されており、代わりに電子線香や電子ローソクが用意されています。食べ物や飲み物、生花のお供えは、禁止または持ち帰る決まりになっている施設が多いため、事前に確認しましょう。 関連記事:納骨堂 お参り

檀家加入の義務の有無(寺院納骨堂の場合)

7つ目は、寺院納骨堂の場合、檀家に入る義務があるかの確認です。 檀家に入る場合は、檀家料の支払いを求められます(名称は「檀家料、護持会費、維持費、年会費、寺費、など寺院によってさまざま)。募集要項で「正式名称・年額・初回費用の有無」などを確認しましょう。 なお、檀家加入を求めない寺院納骨堂もありますが、供養や法要はその寺院の宗派の作法で行われます。 「戒名や位牌について相談できる」「法要の予約・読経の依頼がスムーズにできる」など、檀家に入るメリットもあります。檀家料だけで判断せず、受けられる供養の中身を総合的に判断しましょう。

ペット埋葬の詳細

8つ目はペット埋葬の詳細です。 ペットと一緒に眠りたい方は、「ペットと一緒」「ペット共葬」「ペット可」などと案内している納骨堂を探しましょう。 注意点として、人とペットが別々の場所に埋葬される施設もあります。家族の骨壺とペットの骨壺が同じスペース内に安置されるのかを確認しましょう。

納骨堂のメリット・デメリット

ここであらためて納骨堂のメリットとデメリットを整理してご紹介します。

納骨堂の6つのメリット

従来のお墓参りに慣れている方は、納骨堂のデメリットが気になってしまうかもしれません。しかし、納骨堂には一般的なお墓にはない多くのメリットがあります。以下に、それぞれ解説します。 1. お墓の費用を抑えられる: 納骨堂は墓石を建てる必要がないため、一般墓と比べると費用を大幅に抑えることができます。当サイトの調査でも、納骨堂を選んだ理由として「費用を抑えられること」を挙げた方が46.8%と半数近くに上りました。 2. アクセスがよい: 多くの施設は駅から徒歩圏内に立地しているため、頻繁にお参りすることができます。高齢の遺族にも大きな負担はかからないでしょう。当サイトの調査では、納骨堂を選ぶ際に「立地・アクセスを重視した」と回答した方が64.0%を占めています。 3. 清掃・管理の手間がかからない: 納骨堂は屋内施設なので、墓石の清掃や区画の草取りをする必要はありません。永代供養が付いているため、遺骨も施設が永続的に管理・供養してくれます。当サイトの調査でも、納骨堂を選んだ理由として「管理が容易」と答えた方が52.0%でした。 4. 天候に左右されずお参りできる: 納骨堂は屋内施設なので、雨や雪の日でも、参拝中に傘をさす必要はなく、濡れることもありません。真夏や真冬でも、空調で管理された快適な環境の中でお参りできます。 5. 承継者がいなくても契約できる: 納骨堂は、先祖代々のお墓(一般墓)と違い、承継者(お墓の後継ぎ)がいない方でも契約できます。単身者だけでなく「子どもが墓を継いでくれそうにない」「子どもにお墓の負担をかけたくない」という方にも向いています。 6. 宗教不問で利用できる: 多くの民営納骨堂は、宗教宗派を問わず利用できます。先祖代々のお墓と違い、檀家加入を求めない寺院納骨堂もあります。

納骨堂の5つのデメリット

以下に、納骨堂のデメリットを5つご紹介します。 1. 遺骨はいずれは合祀される: 多くの場合、一定の個別安置期間(13年間、33年間等)を過ぎると、遺骨は合祀されます。合祀された後は、遺骨を個別に取り出すことはできません。 2. 遺骨の収蔵数に制限がある: プランごとに遺骨の収蔵数に上限が設定されており、あとから収蔵数を増やせるかどうかは施設やプランによって異なります。増やせても骨壺を小さくしなければならない場合もあります。 3. 落ち着いてお参りできないことがある: ロッカー式や仏壇式の納骨堂では、参拝スペースが共有空間になっており、他の参拝者の存在が気になって落ち着かない場合があります(自動搬送式納骨堂は仕切られた個別ブースで参拝できる)。 4. お参りの方法やお供え物に制限がある: 多くの場合、火災防止の観点から、本物の線香やローソクの使用は禁止されています。また、衛生面の理由で、食べ物や飲み物、生花のお供えは、禁止または持ち帰る決まりになっています。 5. 建物の老朽化の影響を受ける: 納骨堂は屋内施設のため、建物の老朽化の影響は避けられません。地震や火災などで建物が倒壊する可能性もゼロではありません。「将来、改修費用の負担はあるか」「災害が起きた時はどう対応するか」を質問しておく必要があります。 遺骨はいずれ合祀されること、遺骨の収蔵数に上限があること、については、前の章で、「確認すべきこと(確認ポイント)」をくわしく解説しています。 納骨堂選びは、メリットよりもむしろデメリットを詳細に把握して進めることが大切です。

まとめ

この記事では納骨堂の選び方・決め方について解説してきました。また納骨堂の種類や運営主体、メリット・デメリットについてもご紹介しました。特に重要なのは以下の3点です。 1. 家族との話し合いを最優先する:納骨堂は比較的新しい供養形式のため、事前に家族や親族と十分に話し合うことが大切です 2. 8つのチェックポイントを順番に確認する:遺骨の個別安置期間から始まり、収蔵数、費用、アクセス、設備、参拝ルール、宗派、ペットの順で確認することで見落としを防げます 3. メリット・デメリットを両方理解する:納骨堂の利点だけでなく、制約や注意点も把握した上で判断することが大切です 納骨堂選びの基本的な流れとチェックポイントを理解できたのではないでしょうか。ご自身やご家族にとって最適な納骨堂を見つけることができることを願っています。 当サイト「お墓の口コミ」では、全国の納骨堂の詳細情報と実際の利用者の口コミを掲載しています。ぜひ納骨堂選びの参考にしてください。 納骨堂探しに「お墓の口コミ」を使ってみる

よくある質問(FAQ)

Q.遺骨はいつ合祀されますか?合祀される時期を延長できますか?
A.
多くの場合、33回忌を過ぎると合祀されます。都心の納骨堂では13回忌や7回忌のプランもあります。契約前に必ず以下を確認しておきましょう。 ▢ 個別安置期間は何年か?(何年のプランがあるか?) ▢ 個別安置期間は延長可能か?延長可能年数は何年か? ▢ 個別安置期間中は遺骨を取り出せるか? ▢ 上記それぞれの費用はいくらか?
Q.遺骨は何体まで納骨できますか?
A.
遺骨の収蔵数の上限はプランごとに変わります。1体のみの単身者向けプランもあれば、2体の夫婦向けプラン、4~6体の家族向けプランなどさまざまです。遺骨の収蔵数によって費用も大きく変わります。
Q.納骨堂の総費用はどうやって計算すればよいですか?
A.
初期費用 + 追加費用+(年間管理費 × 契約年数)= 総費用 です。 特に、何が追加費用になるかを事前に確認することが重要です。
Q.納骨堂の参拝時間は何時から何時までですか?
A.
多くの納骨堂は朝9時、10時頃から夕方5時、6時頃まで参拝可能ですが、施設によって異なります。年末年始や施設の定休日には参拝できない場合もあるため、見学時に営業時間と休館日を確認しておきましょう。
Q.お盆やお彼岸は予約が必要ですか?どのくらい混雑します
A.
施設によって異なります。普段は予約不要でも、土日やお盆、お彼岸の時期は予約制や整理券が必要になる納骨堂があります。 特に自動搬送式納骨堂は個別ブースの数が限られているため、混雑時には30分から長い場合は1〜2時間以上待つこともあります。 見学時に繁忙期の予約方法、待ち時間の目安、混雑する時間帯について確認しておきましょう。
Q.寺院納骨堂では檀家になる必要がありますか?
A.
寺院によって檀家への加入が必要な場合、任意の場合、不要な場合があります。檀家になる場合は檀家料(護持会費、維持費など名称はさまざま)の支払いが必要です。 檀家にならなくても利用できる寺院もありますが、法要の依頼がしにくくなる場合があります。契約前に加入条件と年額費用を必ず確認しましょう。

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