納骨式の服装は喪服ではない?納骨式の服装や持ち物について解説!!

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納骨の様子

火葬をしたご遺骨をお墓に納めることを「納骨」と呼びます。その際に儀式として「納骨式」を執り行います。

納骨式は一般的に四十九日法要や一周忌法要の後に行われることが多いですが、どのような服装を着用すればいいのか悩まれる方も多いのはないでしょうか。

今回の記事では、
・納骨式の流れ
・納骨式の服装について
・納骨式の持ち物


などについて解説していきます。

納骨式の流れ

納骨式の様子

納骨式は四十九日法要や一周忌法要の後に執り行われることが多いです。法要が終わり次第、納骨場所に移動して納骨式が執り行われます。

納骨式の一般的な流れは以下の通りです。
まず、遺族代表の挨拶が行われ、故人との最後のお別れの言葉が述べられます。

その後、遺骨が納骨場所に運ばれ、魂を鎮めるための読経が行われます。読経の後には、焼香を行い故人への追悼の意を表します。

納骨式の時間は平均30分程度になります。納骨式後は参列者と会食となるのが一般的です。

四十九日前後により納骨式の服装は変わる

納骨式は四十九日を区切りとして、納骨式での服装が変わると言われています。

以下で納骨式前後での服装の違いと男女でどのような服装を着用すればいいか解説していきます。

四十九日までの納骨式の服装は「喪服」

四十九日や四十九日前に納骨式を行う場合の服装は「喪服」で参加するのがマナーとなります。

男性、女性、子供の「喪服」について解説します。

男性の喪服

納骨式の服装は喪服ではない?納骨式の服装や持ち物について解説!!

基本的には黒のスーツを選ぶのが無難です。一般的な黒のスーツと礼服は生地に違いがあるため、購入の際には注意しましょう。

黒のスーツに合わせて、白いシャツと黒いネクタイを着用しましょう。靴も黒の革靴が適しています。男性の納骨式の服装は、光沢のあるものを避けるようにしましょう。

服装
・黒のスーツ
・白のシャツ
・黒のネクタイ

足元
・黒の靴下
・目立つ金具が付いていない革靴(ローファーは避ける)

その他
数珠

女性の喪服

納骨式の服装は喪服ではない?納骨式の服装や持ち物について解説!!

女性の場合も、落ち着いた黒の服装が一般的です。
黒いワンピースやアンサンブル、スーツなどが適しています。


インナーやブラウスも黒か白を選びましょう。また、ストッキングや靴も黒で統一し、派手なアクセサリーや化粧は避けることが望ましいです。ヘアスタイルもシンプルにまとめ、全体的に落ち着いた印象を与える服装を選びましょう。

服装
・黒のアンサンブルやワンピース、スーツ(スーツは事情がない限りスカートが基本)
・夏は半袖を避け、五分丈以上

足元
・ヒールの低いパンプス
・黒のストッキング(透け感のある素材を選ぶ。タイツは避ける。)

その他
・数珠
・髪留めは黒にする

子供の喪服

就学している場合は制服を着用するのが基本です。就学前の場合は基本的には派手な服装をしなければ大丈夫です。

服装
・制服
・制服がない場合はブレザーにパンツやスカートを合わせる

足元
・黒やグレーなどの落ち着いた色の無地の靴下(ワンポイントなら可)
・落ち着いた色のローファーもしくはスニーカー

四十九日以降の納骨式の服装は「平服」

四十九日以降に納骨式を行う場合の服装は「平服」となります。
平服といっても普段着という意味ではありません。

平服は法事や弔事では「略喪服」とも言われます。
では平服はどのような服装なのか説明していきます。

男性の平服

喪服の場合は黒のスーツ一色でしたが、平服の場合は、黒や紺、グレーなどのダークスーツで地味な色調のものでも大丈夫です。

ネクタイも黒が望ましいですが、深い紺色や濃くて地味な色であればいいとされています。
光沢のあるものを避けたり、他の小物は喪服と違いはありません。

服装
・黒、紺、グレーなどのダークスーツ
・白のシャツ
・黒、紺、濃くて地味な色のネクタイ

足元
・黒の靴下
・目立つ金具が付いていない革靴(ローファーは避ける)

女性の平服

女性の場合でも喪服との違いは、黒や紺、グレーなどの色も着用できるという違いです。

服装
・黒、紺、グレーのアンサンブルやワンピース、スーツ(スーツは事情がない限りスカートが基本)
・夏は半袖を避け、五分丈以上

足元
・ヒールの低いパンプス
・黒のストッキング(透け感のある素材を選ぶ。タイツは避ける。)

子供の平服

子供の平服は基本的に喪服と変わりません。

納骨式での持ち物

納骨式での持ち物

納骨式に参列する場合の持ち物を解説します。
中には忘れてしまうと納骨できないこともありますので、しっかりと読んでおきましょう。

埋葬許可証

埋葬許可証は納骨する際に必ず必要になります

埋葬許可証は火葬許可証に火葬後に印を押されたものが、埋葬許可証となります。

火葬後に渡されるものになりますので、無くさないように保管しておきましょう。

墓地使用許可証

納骨の際は、墓地使用許可証という書類も必要です。

これは霊園や墓地に遺骨を納める際に必要なものです。墓地使用許可証がないと納骨ができないため注意してください。

数珠

納骨式で読経や焼香も行うので、数珠も忘れないようにしましょう。

お布施

納骨式にもお布施は必要です。四十九日法要や一周忌法要と同日に行う場合は別で用意するようにしましょう。

会食がある場合で、僧侶が来ない場合は御膳料も用意しましょう。

参列者の場合は香典

参列者の場合は香典を用意するようにしましょう。
目安は5000円ですが、納骨後に会食がある場合の目安は一万円程度です。

よくある質問

納骨の服装は平服で良いですか?

四十九日を区切りとして服装が変わります。
四十九日前は「喪服」で四十九日後は「平服」を着用するとされています。

「平服」といっても普段着ではありません。平服は法事や弔事では「略喪服」とも言われます。

まとめ

今回の記事では

・納骨式の流れ
・納骨式の服装について
・納骨式の持ち物

など詳しく解説してきました。

納骨式の服装について悩んでいる方は、今回の記事を読むことで納骨式での服装について詳しく知ることができます。

高橋亮

この記事の著者・監修者

株式会社ディライト 代表取締役

高橋亮

葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀、お墓業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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株式会社ディライト

この記事の著者・監修者

株式会社ディライト

株式会社ディライトは、葬儀業界とお墓業界の「集客の困った」と「人の困った」を解決する会社です。

竹田 勇飛

この記事の編集者

お墓の口コミ編集部

竹田 勇飛

東京都出身。計400社以上の墓石、葬儀会社と繋がりを持ち、お墓ディレクター2級を有している。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「お墓の口コミ」を運営している。

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