お墓を移すのはよくないの?流れや費用・時期など詳しく解説!

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セピア調のお墓

「お墓を移すことはよくないこと?」「お墓を移すことに反対された」など悩みや疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。

今回の記事では

・お墓を移すのはよくないのか?
・お墓を移すときの流れ
・お墓を移すときにかかる費用

など詳しく解説していきます。

今回の記事を読むことで、お墓をスムーズに移すことができます。

ぜひ参考にしてみてください。

墓じまいの事でお悩みの方

・墓じまいをしたい方
・墓じまいを検討している方
・墓じまいについて相談がある方

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お墓を移すのはよくない?

疑問に思う女性

結論、お墓を移すことはよくないことではありません。

お墓を移すことがよくないと言われる理由として以下が挙げられます。

・ご先祖様に失礼だと考えられている
・お墓には故人様の魂が宿っていると考えられている

お墓を移す際には僧侶を呼び「閉眼供養(へいがんくよう)」をおこなってから移動させます。

しっかりと供養をして、お墓を移せば問題はありませんので安心してください。

墓じまいとは何なのかを知りたい場合は以下の記事も併せて読むと良いでしょう。

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お墓を移すと不幸になる?

お墓を移すことで不幸になったり、ご先祖様に祟られてしまうことはありません。

そもそも仏教には故人様が人を祟るという考え方がありません。

また、お墓の管理が難しくなっている状況で、しっかり管理できるようにご先祖様のことを大事に考えた行いになるので、不幸になったり祟られたりするはずがありません。

お墓を移すときの流れ

STEPテキスト

お墓を移す流れは以下の7ステップになります。

➀家族や親族に相談する
②お墓のあるお寺や霊園に相談する
③お墓の移動先を決める
④改葬許可証を取得する
⑤閉眼供養(魂抜き)をする
⑥遺骨を取り出し、お墓を撤去する
⑦遺骨を移動先に納骨する

1つずつ詳しく解説していきます。

①家族や親族に相談する

まずは、お墓を移したい旨を家族や親族に相談して理解を得ることが大事です。

お墓を移すことに対してよくないと思っている人がいた場合に、相談していないとトラブルになることがあります。

お墓を移す理由やご先祖様の供養には様々な方法があることを伝え、理解してもらいましょう。

②お墓のあるお寺や霊園に相談する

現在のお墓があるお寺や霊園にお墓を移動させることを相談しましょう。

お寺に相談する場合は、長年供養してもらった感謝の気持ちを忘れず、理解を得れるように伝えることが大事です。

③お墓の移動先を決める

周囲の人からお墓を移すことに同意を得ることができたら、お墓を移動先を決めます。

お墓を移す手続きを進めて行く中で、お墓の移動先の住所が必要になるためです。

今後、お墓参りやご先祖様を供養していく方法・場所になるので、よく考えて決めていきましょう。

④改葬許可証を取得する

お墓を移動させるためには「改葬許可証」と呼ばれる書類が必要になります。

この「改葬許可証」を発行するためには以下3つの書類を準備して、現在お墓のある自治体の役所に提出します。
「埋葬証明書」
今あるお墓の管理者から発行してもらう「このお墓には誰が眠っているのかを証明する書類」です。
「受入証明書」
新しいお墓の管理者から発行してもらう「遺骨の受け入れを許可したことを証明する書類」です。
「改葬許可申請書」
今のお墓がある市区町村から発行してもらう「お墓の移動を許可する申請書類」です。

⑤閉眼供養(魂抜き)をする

遺骨を取り出す前に閉眼供養を行います。

閉眼供養とは「魂抜き」とも呼ばれ、僧侶がお墓の前で読経供養してお墓に眠る故人様の魂を抜いて通常の状態に戻す儀式です。

⑥遺骨を取り出し、お墓を撤去する

閉眼供養をしたら遺骨を取り出して、お墓の撤去を行います。

お墓の撤去は、お墓を購入した石材業者に依頼するのが一般的です。

ただし、お寺や霊園によっては撤去する業者が指定されている場合もあるので事前に確認しておくと安心です。

⑦遺骨を移動先に納骨する

お墓の移動先に「改葬許可証」を提出して、遺骨の納骨を行います。

遺骨を新しいお墓に移す際は「開眼供養(魂入れ)」をしてから納骨しましょう。

閉眼供養では、古いお墓からご先祖様の魂を抜きましたが、開眼供養では新しいお墓にご先祖様の魂を入れる作業をします。

墓じまいの事でお悩みの方

・墓じまいをしたい方
・墓じまいを検討している方
・墓じまいについて相談がある方

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お墓を移すときにかかる費用

貯金箱にお金を入れる女性

お墓を移すときにかかる費用相場は30万~300万円と言われています。

費用がかかってくる項目としては以下になります。

・お墓の撤去費用
・行政手続き費用
・閉眼供養のお布施
・新しい納骨先の費用
・開眼供養のお布施
・離檀料(寺院墓地の場合)

費用の幅があるのは新しい納骨先で選ぶ供養方法によって変わってくるためです。

お墓を移す際にかかる費用に関して詳しく知りたい人はこちらも参考にしてみてください⇩

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お墓を移す時期

カレンダー

お墓を移す時期に明確な決まりはありません。ご自身の都合の合う時期に行いましょう。

お墓を移すには様々な作業がありますので日数に余裕を持って進めて行くと安心です。

一般的には、「お正月明け~春のお彼岸前」「春のお彼岸後~梅雨入り前」「秋のお彼岸後~年末前」にお墓を移す人が多いです。

お墓を移すときの注意点

指でポイントを示す女性

お墓を移すときに気を付けたい注意点を紹介します。

気を付けたい5つ注意点は以下になります。

・関係者の理解を得ておく
・名義人の確認
・遺骨の数を確認
・見積りは複数取る
・墓石ごと移せない場合がある

1つずつ解説していきます。

関係者の理解を得ておく

お墓を移す際は「親族」「お寺」など関係者には事前に相談して理解を得ておきましょう。

お墓を移すことに対して反対意見を持つ人がいた場合に、トラブルになります。

また、お寺は長年お墓の管理や供養をしてくれているので相談なく「お墓を移します」と伝えるといい気分はしないでしょう。

名義人の確認

お墓を移す上ですべての権限は「名義人」にあります。

そのため、現在使用しているお墓の名義人は確認しておきましょう。

名義人が分からない場合は、お墓がある自治体の役所に問合せをして確認してみましょう。

遺骨の数を確認

現在使用しているお墓に納骨されている遺骨の数を確認しておきましょう。

確認せずに移動先を決めてしまうと、いざ移動させた際に遺骨が納まりきらず追加で供養先を購入しなければいけなくなり費用がかかってしまいます。

移動先が合葬墓などの人数制限がない場合は問題ありません。

見積りは複数取る

お墓の撤去費用に関して詳しく知っている方は少ないでしょう。

業者によって料金が変わってきますので、複数見積りを取得して適正価格で進められるようにしておきましょう。

高額な請求をされたというトラブルが起きることもあります。

墓石ごと移せない場合がある

お墓を移すときに一緒に墓石を持って行くことができます。

ですが、移動先のお寺や霊園によって墓石の持ち込みができない場合がありますので、墓石を持って行きたい人は事前に確認しておきましょう。

よくある質問

墓を移す理由は何ですか?

お墓が遠方にあるためお墓参りに行けなくなってしまう、管理や維持ができないなどの理由でお墓を移す人が増えています。

お墓を移動したらお祝いする?

結論、お墓を移動したらお祝いとして「お祝い金」を渡します。

お祝いの仕方は以下の2つのパターンがあります。

・新しくお墓を建てた:「お祝い金」を紅白の祝儀袋に新札を入れて渡します。

・お墓は建てない:「お供え金」を不祝儀袋に入れて渡します。

お墓を建ててはいけない年はあるの?

結論、お墓を建ててはいけない年はありません。

古くは、「うるう年にお墓を建ててはいけない」とされていたこともあったそうですが、どうしても気になる人以外は気にしなくて問題ありません。

まとめ

今回の記事では

・お墓を移すのはよくないのか
・お墓を移すときの流れ
・お墓を移すときにかかる費用

など詳しく解説してきました。

お墓を移すか悩んでいる方は、今回の記事を読むことでスムーズにお墓を移すことができます。

墓じまいの事でお悩みの方

・墓じまいをしたい方
・墓じまいを検討している方
・墓じまいについて相談がある方

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高橋亮

この記事の著者・監修者

株式会社ディライト 代表取締役

高橋亮

葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀、お墓業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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この記事の著者・監修者

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株式会社ディライトは、葬儀業界とお墓業界の「集客の困った」と「人の困った」を解決する会社です。

竹田 勇飛

この記事の編集者

お墓の口コミ編集部

竹田 勇飛

東京都出身。計400社以上の墓石、葬儀会社と繋がりを持ち、お墓ディレクター2級を有している。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「お墓の口コミ」を運営している。

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