【完全版】お墓参りに必要な持ち物リスト!マナーや注意点も解説!

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お墓参りする女性

「お墓参りに何を持って行けばいいの?」「持って行ってはいけないものってあるの?」など疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。

お墓参りに行く機会が少なかったり、家族や親族に任せてしまってたりすると、いざお墓参りに行く際に何を持って行けばいいか分からないです。

この記事では、お墓参りに必要な持ち物を詳しく紹介しています。

この記事を参考にお墓参りの準備を進めて行きましょう。

お墓参りに必要な持ち物

お線香と数珠

お墓参りの持ち物として何が必要になるでしょうか。

お墓がある施設環境によって異なってきますが、一般的なものを紹介していきます。

線香

線香は、お墓参りの持ち物として1番代表的なものです。

仏教では、「亡くなった人は線香の良い香りを食す」という考え方があります。

最近では、さまざまな種類の線香があり、どれにすればいいか分からない場合は「香りが出る」「個人が好きな香り」「お墓参り用」の線香を選ぶといいでしょう。

お墓に花をお供えするのは、線香と同じく香りがお供えになると考えられているためです。

また、花に故人の霊が宿る(依り代)とも言われています。

一般的には、故人の好きだった花を持って行くといいでしょう。

お供えする花の選び方やマナーなど詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください⇩

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ろうそく

ろうそくは、「煩悩を祓うため」「お墓参りに来た人の顔を照らす」「故人の霊魂が迷わないようにする」という3つの意味を持ちます。

昔はお墓に灯篭があり、ろうそくの役目を果たしていましたが、現代ではほとんど見なくなりました。

ろうそくの火は火事の原因にもなりますので、最後に必ず火を消して持ち帰りましょう。

水は「心身や場を清める」とされています。

また、故人も喉が渇くと考えられているのでお供え物として重要なものになります。

霊園やお寺の墓地に水場がある場合は、そこで汲んでも問題ありません。

ですが、掃除用の水とは分けて準備しましょう。

食べ物

食べ物をお供えする意味としては、「日頃の感謝を伝える」とされています。

一般的には、お菓子や果物、お酒などをお供えします。故人の好きだったものでもいいでしょう。

しかし、肉や魚などの「殺生」を連想させるものは、仏教の教えに背くとされていますので注意しましょう。

数珠

仏教では、数珠を持ってお参りするのが正式なマナーとされています。

宗派によって数珠の扱いや形など違いがありますが、一般的な数珠でお参りをしても問題ありません。

数珠を持たないでお参りをしてはいけない訳ではないので、準備できるのであれば準備しましょう。

マッチやライター

ろうそくや線香に火をつけるために、マッチやライターを準備しましょう。

霊園やお寺で貸し出しをしてくれる場合もありますので、事前に確認しておくと荷物にならずに済みます。

半紙やおぼん

故人にお供えする食べ物は、墓石にじかに置かずに半紙やおぼんなどの上に置くのが一般的です。

また、墓石に直接置いてしまうとシミや劣化の原因になります。

掃除道具

お墓の掃除を行うことは、先祖に感謝するという意味があります。

お墓がある施設の環境にもよりますが、一般的に以下のものを持って行くといいでしょう。
・スポンジ
・毛の柔らかいたわし
・歯ブラシ
・タオル
・ほうき
・ちりとり
・軍手
・ゴミ袋
・ゴム手袋
・草刈り鎌

掃除道具は施設によって貸し出しているところもありますので、荷物を減らすためにも事前に確認しておくことをおすすめします。

その他あると便利なもの

必ず必要という訳ではありませんが、あると便利なものを以下に紹介します。
・虫よけスプレー
・薄手のカーディガン
・帽子
・身体を冷やせるもの(夏)
・カイロ(冬)

こちらは必ず必要になるものではありませんが、あると便利なものになるので状況に応じて持って行くといいでしょう。

お墓参りの持ち物はどこで買う?

シニア夫婦が考えている

では実際にお墓参りに持って行くものはどこで買えばいいでしょうか。

一般的には
・ホームセンター
・インターネット通販
・100円ショップ
などで購入できます。

それぞれの特徴を紹介していきます。

ホームセンター

ホームセンターは、お墓参りに必要なものを一度に揃えるのにおすすめの場所です。

ろうそく、花、掃除道具などが揃っており、店舗によっては食べ物も購入することが出来ます。

また、お盆やお彼岸の時期には、専用のコーナーが設けられることもあるので探す手間もかかりません。

ただし、専門店に比べると種類は少ないので、そこだけは頭に入れておきましょう。

インターネット通販

インターネット通販は、忙しい人やこだわりを持つ人におすすめです。

インターネット通販を利用すれば、スキマ時間に持ち物を揃えることができ、各専門店から購入することもできます。

商品の種類も豊富で、価格の比較も簡単にできるので非常に便利です。

100円ショップ

100円ショップは、なるべく安価で持ち物を揃えたい人におすすめです。

線香やろうそく、掃除道具など100円で揃えることが出来ます。

ただし、長く使用するには向いていないのであくまで消耗品を購入する方がいいでしょう。

安価で購入することはできますが、100円ショップで購入するものを決めて買うことをおすすめします。

お墓参りのマナー

参拝する女性

お墓参りには、厳密な決まりはありません。

ですが、一般的なマナーとして以下の3つは覚えておくといいでしょう。

・殺生を想起させる服装は避ける
基本的に服装には決まりはありません。ですが、毛皮のコートやヒョウ柄などの服装は殺生を連想させるため避けるべきと考えられています。

・毒やトゲのある花は供えない
バラや彼岸花のようなトゲや毒のある花は、「死や怪我」を連想させるため、お供えする花には不向きとされています。

・お参りの順番
地域や家の慣習によって異なる場合もありますが、一般的には「故人と関係が近い人」から順番にお参りをします。

お墓参りでやってはいけないこと

待てのジェスチェーをする女性

ここでは、お墓参りでやってはいけないことを紹介していきます。

火を口で吹き消す

仏教では、人の口は悪行を生み出すとされ、穢れたものと考えられています。

そのため、息を吹きかけて火を消すのではなく、振って消すか、手で扇いで消しましょう。

墓石にお酒をかける

墓石にお酒やジュースなどかけてしまうと、墓石が変色したり劣化する原因になります。

墓石にかける液体は、水だけにしましょう。

万が一水以外の液体をかけてしまった場合は、水で洗い流し、綺麗なタオルでふき取りましょう。

お供え物をそのままにする

お供え物をそのままにすると、腐って墓石が汚れてしまったり、動物が寄ってきてお墓を荒らしたりする原因になります。

お供えした食べ物は、必ず持ち帰るようにしましょう。

火を消さずに帰る

ろうそくの火を消さずに帰ると火事の原因になります。

線香の火はそのまま最後まで燃やしきる場合がほとんどですが、場所によっては線香の火も消して帰る必要があります。

事前に確認しておきましょう。

本堂より先にお墓参りする

寺院墓地の場合は、お墓参りより先に本堂へのお参りをしましょう。

本堂へのお参りは、神域への敬意を示す行為とされています。

本堂へのお参りを済ませて、ご先祖のお墓に向かいましょう。

お墓参りは手を合わせるだけでもいいの?

クエスチョンマーク

お墓参りは、手を合わせるだけでも問題ありません。

お墓参りには、さまざまな作法やマナーがありますが、必ず「こうしなければいけない」という決まりはありません。

お墓参りで一番大切なことは、故人や先祖を思って手を合わせることです。

もちろん、お供え物をしたり掃除をすることはいいことですが、できなくても気にする必要はありません。

故人や先祖を思って手を合わせること自体が最高の供養になります。

お墓参りは一人で行ってはいけない?

結論、お墓参りは一人で行ってはいけないという決まりはありません。

では、なぜ「一人で行ってはいけない」と言われるのでしょうか。
理由としては以下の3つが挙げられます。

・霊を連れてきてしまう
・熱中症になってしまう
・人目につきにくい


「霊を連れてきてしまう」に関してはスピリチュアルな部分になるので難しいですが、「熱中症になってしまう」「人目につきにくい」に関しては十分注意してお参りすることはできます。

よくある質問

墓参りは午前と午後どっちがいいですか?

お墓参りは「午前中」にする方がいいとされています。

何かのついでにお墓参りに行くことはよくないと考えられているためです。

お墓参りに行ってはいけない日はあるの?

結論、お墓参りに行ってはいけない日はありません。

仏滅や友引は縁起が悪いとされていますが、仏教とは関係がありません。

どうしても気になる人は、仏滅や友引を避けてお参りするといいでしょう。

お墓参りで水をかけるのはなぜですか?

仏様も「喉が渇く」と考えられています。

そのため、水を飲んでいただくという意味でお墓の上から水をかけます。

まとめ

今回は、お墓参りの持ち物について詳しく解説しました。

普段は忙しくてなかなかお墓参りに行けない人も多いと思います。

お墓参りに行った際には、最大限の供養をしてあげると、故人も先祖も喜ぶでしょう。

今回の記事を参考にお墓参りの準備をしていただければ幸いです。

株式会社ディライト

この記事の著者・監修者

株式会社ディライト

株式会社ディライトは、葬儀業界とお墓業界の「集客の困った」と「人の困った」を解決する会社です。

竹田 勇仁

この記事の編集者

お墓の口コミ編集部

竹田 勇仁

東京都出身。大学を卒業後葬儀社で勤務。
現場経験を経て、消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「お墓の口コミ」を運営している。

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