四十九日は身内・家族だけでも問題なし
四十九日法要は身内・家族だけで行っても問題ありません。
新型コロナウイルス(COVID-19)をきっかけとして、葬儀の家族葬という形式が増えてきたのと同様に、四十九日法要も身内・家族だけで行う人が増えてきています。
身内・家族だけで四十九日法要を行う場合に注意しておきたいのが、参加をしたいという親族もいると思いますので、トラブル防止の為に連絡はいれるようにしましょう。
身内だけの四十九日の服装
身内・家族で四十九日を行う場合の服装は一般的には『準喪服』となります。
男性の服装
男性は基本的に光沢のあるものは避けましょう。
服装
・黒のスーツ
・白のシャツ
・黒のネクタイ
足元
・黒の靴下
・目立つ金具が付いていない革靴(ローファーは避ける)
その他
数珠
女性の服装
女性は派手なアクセサリーや濃いメイクは避けましょう。
服装
・黒のアンサンブルやワンピース、スーツ(スーツは事情がない限りスカートが基本)
・夏は半袖を避け、五分丈以上
足元
・ヒールの低いパンプス
・黒のストッキング(透け感のある素材を選ぶ。タイツは避ける。)
その他
・数珠
・髪留めは黒にする
子どもの服装
就学前の場合は基本的には派手な服装をしなければ大丈夫です。
服装
・制服
・制服がない場合はブレザーにパンツやスカートを合わせる
足元
・黒やグレーなどの落ち着いた色の無地の靴下(ワンポイントなら可)
・落ち着いた色のローファーもしくはスニーカー
身内だけの四十九日での香典
香典の金額は故人との関係や年齢、会食の有無によって金額が変わります。
香典の金額の目安は以下の表になります。
故人との関係性 | 20代 | 30代 | 40代以降 |
---|---|---|---|
親 | 2万円〜5万円 | 2万円〜5万円 | 5万円程 |
兄弟・姉妹 | 2万円〜3万円 | 2万円〜3万円 | 2万円〜5万円 |
叔父叔母 | 1万円〜2万円 | 1万円〜2万円 | 2万円〜3万円 |
祖父母 | 1万円〜2万円 | 1万円〜2万円 | 2万円〜3万円 |
会食がない場合は上記の金額から5千円から1万円程度引きます。
以下の記事で金額以外にも詳しい香典の書き方を解説しています。
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身内だけの四十九日にかかる費用
四十九日法要を行う場合には会場の利用費や会食費など、予算が必要になります。
会場費
会場費の平均は5万円程が目安です。料金は利用人数が多くなり、会場が大きくなると費用が高くなります。
招待する人数に合わせて会場を選ぶようにしましょう。
また僧侶を招いて会場を自宅にすることもできます。その場合費用を安く済ませることもできます。
お布施・お車代
四十九日法要のお布施は三万円〜五万円程が目安です。地域によって違いがあるので、迷った際は担当してくれた葬儀社に確認することをお勧めします。
お車代は五千円〜一万円程が目安です。僧侶が会食に参加されない場合には御膳料として一万円包むことが多いです。
会食費
法要後の会食費も考えておきましょう。会食費は1人あたり五千円程度が目安です。
人数や予算に応じて決めると良いでしょう。
引き出物
引き出物の相場は、1人あたり2千円から5千円程度が目安です。
引き出物はお菓子の詰め合わせやカタログギフトなどが人気です。故人が好んでいた物を渡すのも、故人を思い出すことができてよいかもしれません。
身内だけの四十九日の準備
身内だけの四十九日法要の場合でも準備が必要です。
日程を決める
四十九日法要は、四十九日当日に行うのが理想的です。ただし、都合が合わずに平日の開催はが難しいこともあるでしょう。
その際は日程は前倒しにしましょう。四十九日後に行うと故人が来世に行くことを躊躇ってしまうと言われています。
僧侶の手配
僧侶の手配は早めに済ましておきましょう。
一般的には菩提寺のお付き合いのある僧侶にお願いすることが多いです。菩提寺がない方やお付き合いのない方は知り合いの紹介やインターネットを通じて手配することもできます。
会場の手配
参列する人数が決まったら会場の手配をします。
菩提寺の場合はお寺やご住職のご都合を、会館などの場合には施設の予約状況の確認が必要です。
お斎(会食)の手配
会食も同様に人数に合わせて用意する必要があります。
僧侶が会食を断れらた際は、御膳料をお渡しするのがマナーですので、用意しておきましょう。
よくある質問
身内だけの四十九日法要はできますか?
四十九日法要は身内・家族だけで行っても問題ありません。
ただし、参加をしたいという親族もいると思いますので、トラブル防止の為に連絡はいれるようにしましょう。
身内だけの四十九日法要は私服でいいですか?
身内・家族で四十九日を行う場合の服装は一般的には『準喪服』となります。
男性は黒スーツ、女性は黒のアンサンブルやワンピース、スーツ、子どもは制服です。
ただし、僧侶を呼ばずに自宅で手を合わせて、軽食をして終了という場合は私服が容認されることもあります。
まとめ
四十九日法要の形は様々です。
今回は身内だけで行う四十九日法要について解説しました。
四十九日は極楽浄土に行けるかどうか決まる最終審判の日とされています。
その為四十九日法要は忌中に行われる法要として最も重要とされています。
今回の記事を読むことで四十九日法要をスムーズに行うことができるでしょう。
この記事の著者・監修者
株式会社ディライト株式会社ディライトは、葬儀業界とお墓業界の「集客の困った」と「人の困った」を解決する会社です。
この記事の編集者
お墓の口コミ編集部
竹田 勇仁
東京都出身。大学を卒業後葬儀社で勤務。
現場経験を経て、消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「お墓の口コミ」を運営している。