【完全網羅】檀家をやめる方法を8ステップで分かりやすく解説!

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「檀家をやめる方法が知りたい」「檀家をやめたときの問題点は?」など悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

最近では、「お墓の後継ぎがいない」「費用面でお墓を維持できない」「お布施ってなんで払うの?」など様々な理由から檀家をやめる人が増えています。

ですが、「檀家をやめます」と一言でやめられるものではありません。

この記事を読むことで、トラブルなく檀家をやめることができます。

では早速見ていきましょう。

檀家や墓じまいの事でお悩みの方

・檀家を抜けたい
・檀家を抜けたいけど、どうすればいいかわからない
・檀家をやめるにはいくらお金がかかるか知りたい

お墓の口コミでは、
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檀家をやめることはできる?

疑問を持つ男性

結論から言うと、檀家をやめることはできます。

「お墓が遠方にあるので手入れができない」「経済的な事情で維持できない」など、さまざまな理由で檀家をやめる人が増えています。

しかし、お寺に「檀家をやめます」と一言いうだけで済むようなものではありません。

長年お世話になったお寺ですので、感謝の気持ちを持って、手順を踏んで進めて行きましょう。

檀家をやめる8ステップ

手で8を表す女性

檀家をやめる流れとしては以下の8ステップになります。

➀家族や親族に相談する
②お寺に相談する
③改葬許可証が必要か確認する
④受入証明書を発行してもらう
⑤埋蔵証明書を発行してもらう
⑥改葬許可証を発行してもらう
⑦閉眼供養(魂抜き)をする
⑧お墓の撤去をしてもらう

1つずつ詳しく解説していきます。

➀家族や親族に相談する

檀家は代々引き継がれてきているものです。

相談せず勝手にやめてしまうと、家族や親族の中でのトラブルにつながります。

なぜ檀家をやめようと考えたのかをしっかりと伝え、全員の同意を得てから進めましょう。

②お寺に相談する

お寺に檀家をやめる旨を「相談」しましょう。

相談をせずに、一方的に「檀家をやめます」と伝えるとトラブルに発展することがあります。

檀家をやめようとしていることや理由を早い段階から相談しておきましょう。

③改葬許可証が必要か確認する

檀家をやめる際は、遺骨を他の場所に移動させます。

基本的に、遺骨を移動させるためには「改葬許可証」が必要になります。

ただし、新しい受け入れ先での供養方法次第では、改葬許可証が必要ない場合もあるので、お寺や自治体の役所で確認をしましょう。

④受入証明書を発行してもらう

改葬許可証を発行するにあたって「受入証明書」が必要になります。

受入証明書は「遺骨の受け入れを許可したことを証明する書類」です。

新しいお墓の管理者に発行してもらいましょう。

⑤埋蔵証明書を発行してもらう

改葬許可証を発行するにあたって「埋蔵証明書」という書類も必要になります。

埋蔵証明書は「このお墓には誰が眠っているのかを証明する書類」です。

今あるお寺の住職から発行してもらいましょう。

⑥改葬許可証を発行してもらう

受入証明書と埋蔵証明書の準備が整ったら、現在お墓のある自治体の役所で「改葬許可申請」を行い「改葬許可証」を発行しましょう。

改葬許可申請書は、自治体のホームページから確認できる場合もあるので事前に確認しておきましょう。

⑦閉眼供養(魂抜き)をする

遺骨を取り出す前に閉眼供養を行います。

閉眼供養とは「魂抜き」とも呼ばれ、僧侶がお墓の前で読経供養しお墓に眠る故人様の魂を抜いて通常の状態に戻す儀式です。

基本的には、お墓のあるお寺の住職によって行われます。

閉眼供養は必ず行わないといけない訳ではありませんが、特に理由が無い場合は閉眼供養を行いましょう。

⑧お墓の撤去をしてもらう

閉眼供養が終わったら遺骨を取り出し、お墓の撤去をします。

一般的には、お墓を購入した石材業者に依頼します。ただ、お寺によっては撤去する業者が指定されている場合もあるので事前に確認しておきましょう。

ここまでが檀家をやめる際の基本的な流れになります。

檀家や墓じまいの事でお悩みの方

・檀家を抜けたい
・檀家を抜けたいけど、どうすればいいかわからない
・檀家をやめるにはいくらお金がかかるか知りたい

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檀家をやめた時にどんな影響がある?

考えている女性

檀家をやめた際の影響として、今までお寺がおこなっていた法要や法事などの仏事を自身で執り行う必要があります。

そのため檀家をやめた後は、法要や法事などの仏事をおこなってくれるお寺を探しましょう。

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お寺に伝える際の注意点

指で注意のジェスチャーをする女性

檀家をやめる際に、お寺とトラブルになってしまう場合があります。

穏便に檀家をやめるために以下の2点に注意しましょう。

・一方的に連絡をしない
・無縁墓になってしまうことを伝える

1つずつ詳しく解説していきます。

一方的に連絡をしない

前もって相談せずに檀家をやめる旨を伝えると、「一方的」と受け取られてしまう場合があります。

まずは、「檀家をやめようと考えている」という理由や現状を相談しましょう。

一緒に考えた結論であればスムーズに話が進んでいきます。

無縁墓になってしまうことを伝える

お墓が「無縁墓」になってしまう可能性がある事を伝えましょう。

無縁墓になってしまうと、お墓の管理がされず荒れてしまいます。

無縁墓の撤去や更地に戻す作業をお寺が行うことになるので、お寺側からしたら避けたいことです。

檀家をやめる際にかかる費用

電卓を打つ女性

檀家をやめる際には様々な費用がかかります。

大きく以下の5つが挙げられます。
・お墓の撤去費用
・行政手続き費用
・閉眼供養のお布施
・離檀料
・新しい供養先の費用

1つずつ詳しく解説していきます。

お墓の撤去費用

檀家をやめたら今までのお墓を撤去して、お寺に土地を返還する必要があります。

お墓を撤去する費用は、1㎡あたり10万円程度が相場と言われています。

撤去の際に機材が入りづらい場所にある、遺骨が想定より多くあったなどの場合に費用が変動することがあります。

行政手続き費用

お墓を移動させるためには、行政手続きを行う必要があります。

行政手続きの費用は、数百円~1500円程度が相場と言われています。

お墓を移動させる際に「埋蔵証明書」「受入証明書」「改葬許可証」などの書類を発行してもらう必要があり、その書類発行にかかる費用です。

閉眼供養のお布施

閉眼供養とは「魂抜き」とも言われ、僧侶がお墓の前で読経供養を行い、お墓に眠る故人様の魂を抜いて通常の状態に戻す儀式です。

遺骨を取り出す前に「閉眼供養」を行います。

閉眼供養のお布施は、3万~10万円とされています。

地域やお寺によって変わってきますので事前に確認しておくと安心です。

離檀料

離檀料とは、檀家をやめる際に支払うお布施になります。長年お世話になったお寺に対する感謝の気持ちと考えてよいでしょう。

離檀料は、通常の法要でお渡しするお布施の2~3倍、10万~20万円と言われています。

離檀料は、法的に定められているものではないので、必ずお渡ししなければいけないということはなく、お寺によっては受け取らないところもあります。

新しい供養先の費用

お墓を撤去したら、新しい供養先で供養をする必要があります。

供養方法と場所によって費用は変わってきますが、供養方法別の費用相場は以下になります。

●一般的なお墓:50万~200万円
●樹木葬:30万~100万円
●納骨堂:30万~100万円
●永代供養墓:5万~150万円
●散骨:5万~70万円
●手元供養:数百円~50万円

檀家をやめるまでにかかる期間

懐中時計

檀家をやめるまでの期間は、2ヶ月~半年かかります。

「遺骨の新しい供養先が決まらない」「お寺とトラブルになった」などの理由で檀家をやめるまでの期間が長くなることがあるので注意しましょう。

檀家をやめる際のトラブル事例

笑顔の女性

檀家をやめる際にトラブルが起こる場合があります。

代表的なトラブル事例として以下が挙げられます。

・高額な離檀料を請求された
・檀家をやめることで家族や親族ともめる

1つずつ解説していきます。

高額な離檀料を請求された

檀家をやめる旨をお寺に伝えた際に、離檀料として200万円請求されたなどの事例もあります。

高額な請求をされてしまう理由としては、
お寺に相談せずに「檀家をやめる」ことを決めた
離檀料の内訳に「墓地撤去費用」「閉眼供養のお布施」なども含まれていた

上記のような理由から高額な請求を受けることがあります。

スムーズに進めていくためには、檀家をやめようと考え始めた段階でお寺に相談することが重要です。

檀家をやめることで家族や親族ともめる

檀家をやめることを家族や親族に同意を得ずに進めてしまうと、後々トラブルになることがあります。

檀家をやめるということは、代々のお墓をなくすことになるので必ず全員の理解を得てから進めて行きましょう。

檀家に関するよくある質問

檀家制度は法律で定められている?

現在の檀家制度は法律で定められていません。

以前は檀家が集まり、日常の悩み事などを相談したり、話をしたりする一種のコミュニティでした。

最近では、ご近所付き合いも減っており、江戸時代のような強制力もないため、檀家をやめることを考える人も増えてきています。

親が檀家だったが、自分もそれを引き継ぐ必要があるのか?

必ず引き継がないといけないという決まりはありません。

現代では生活スタイルも変わっています。

「家」としてのお付き合いということに自覚をもって、一人で決めるのではなく、「家」としての決断になるようにしましょう。

子供に檀家をやめたことをどう説明すれば良い?

そのままお伝えしてください。

今後の法事に関してやお墓の移転などはきちんと伝えましょう。

檀家でなくなると法事を行ってもらえないので別の寺院を探す必要があることやお墓参りに行った際にお墓がない!と驚かないようにご先祖様たちがどこに供養されるのかについても話しておきましょう。

まとめ

今回の記事では

・檀家をやめるための8ステップ
・お寺に伝える際の注意点
・檀家をやめる際にかかる費用

など詳しく解説しました。

檀家は簡単にやめれるものではありません。

ですが、手順を踏んで進めて行くことでスムーズに檀家をやめることが出来ます。

この記事を参考に檀家をやめる手続きを進めて行きましょう。

檀家や墓じまいの事でお悩みの方

・檀家を抜けたい
・檀家を抜けたいけど、どうすればいいかわからない
・檀家をやめるにはいくらお金がかかるか知りたい

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どうぞ安心してご相談ください。

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高橋亮

この記事の著者・監修者

株式会社ディライト 代表取締役

高橋亮

葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀、お墓業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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この記事の著者・監修者

株式会社ディライト

株式会社ディライトは、葬儀業界とお墓業界の「集客の困った」と「人の困った」を解決する会社です。

竹田 勇飛

この記事の編集者

お墓の口コミ編集部

竹田 勇飛

東京都出身。計400社以上の墓石、葬儀会社と繋がりを持ち、お墓ディレクター2級を有している。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「お墓の口コミ」を運営している。

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