仏壇は引っ越しの時どうすればいい?注意点と依頼方法をわかりやすく解説!

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仏壇は引っ越しの時どうすればいい?注意点と依頼方法をわかりやすく解説!

引越しや模様替えの際に、仏壇はどうしようかと悩んだことありませんか?
実は、仏壇はむやみに移動させるのは良くないとされています。仏壇には仏様やご先祖様の霊が宿っているため、勝手に動かしたり、頻繁に動かすのはNGです。

しかし、引っ越しやライフスタイルの変化などで仏壇の移動を余儀なくされる可能性もありますよね。
宗教の考え方によっても異なりますが、他の家具とは違って動かすのに法要が必要になります。

この記事では、自分で仏壇を移動する方法、専門業者に頼む方法、その場合の費用について紹介します。

この記事を読んで、安心して仏壇の引っ越しをしましょう。

仏壇は動かしても良い?

仏壇は動かしても良い?

仏壇は動かしても大丈夫

まず気になるのは「そもそも仏壇は引っ越ししても良いのか?」というところですよね。

ご先祖様や仏様の霊が宿っているとされている仏壇ですが、結論から述べると引っ越しをしても大丈夫です。

その際、一般的には「魂抜き」「魂入れ」と呼ばれる儀式を行うべきとされています。引っ越しの前に「魂抜き」、引っ越し完了後に「魂入れ」を行います。
これは宗派によっても考え方が異なりますが、勝手に移動するのではなく、きちんと法要をすべきというのが一般的であるようです。

お世話になっているお寺があるご家庭は、お寺に確認をとってみるのが良いかもしれません。

仏壇の引っ越しを依頼する方法

仏壇の引っ越しを依頼する方法

では、仏壇の引っ越しを依頼する方法を紹介します。

仏具専門店に依頼する

まず仏壇・仏具専門店に依頼をする方法です。

仏壇仏具を専門的に扱っているお店のほとんどが、仏壇引っ越しも行っています。

魂抜きと魂入れに加え、お店によってはお仏具の飾り付けまでまとめて担当してくれるのが強みです。
仏壇に関しての専門知識を多く持っているので安心して依頼することができますね。

値段の相場は、魂抜きと魂入れの際のお布施1万円〜3万円、仏壇引っ越しが数千円から10万円程度です。
供養を依頼するお寺にお布施をどの程度包むか、そしてどのお店に依頼するかによって金額は大きく異なります。

引っ越し業者に依頼する

次に引っ越し業者に依頼をする方法です。

引っ越し業者の中でも大手は、仏壇の引越しを扱っていることが多く、他の家具と一緒に運んでくれます。
まとめて運ぶため、コストを抑えることができる上に手間を省くことができるという、メリットがあります。

値段の相場は1万円〜3万円です。ただし、運搬時の保険などオプション料金がかかることもあるので、業者と細かく打ち合わせをしておきましょう。

仏壇は自分で移動しても良い?

自分で動かしても良いが、注意が必要

業者に依頼をすることなく、自分で仏壇を引っ越しすることももちろん可能です

ただし、以下のような注意があるので押さえておきましょう。

・大変重量のある物なので、大人数人で運びましょう。
・車に積み終えたら移動中に傷が付かぬようしっかり固定しましょう。
・その他仏具は、取り外した上でそれぞれを紙や布等で包み運びましょう。
・仏壇はパーツが多いので取り外す前にどこに何があるか記録しておきましょう。
例えば、スマホで写真を撮っておくと便利です。

費用に関しては、ガソリン代のみで抑えることができるためコストを抑えることが可能です。
しかし、自分で行うのはとても大変なのに加え、センシティブなことですので、専門店や業者に依頼することをおすすめします。

自宅内での模様替えの場合は?

自宅内での模様替えの場合は?

自宅内での移動の場合、法要は不要

模様替えなどで、自宅内での移動が必要になった場合は、法要などの特別な作業は不要とされています。

移動する前に、お線香を供え、これから移動しますと一言声をかけるのが丁寧な行為だとされています。
また、破損の恐れがあるので、取り外し可能な装飾品を取り外しておくことをおすすめします。
この時に現状回復のために完成図がわかるように記録しておくのが良いでしょう。スマホで写真を撮っておくのが便利かもしれませんね。


ただし、敷地内の別の家屋に移動する際は、一度仏壇を外に出すことから、引越しと同じ扱いになります。

仏壇の場所に決まりはあるのか

結論から述べると、置く向きにこれといった決まりはありません。
宗派によっていくつかの諸説があるがあるので、お世話になっているお寺がある場合には聞いてみるのが良いかもしれません。無宗教のご家庭の場合は、自由な向きで設置して問題ありません。故人のことを考えてベストな向きにしましょう。

場所については、日当たりの良い場所や湿気の多い場所だと劣化が早まってしまうので、そういった場所を避けることをおすすめします。

仏壇の掃除方法

仏壇には、唐木仏壇と金仏壇の2種類が存在します。
それぞれの掃除方法を紹介しますが、共通して言えることは、濡れた雑巾で拭いてはいけないということです。

まず唐木仏壇についてです。唐木仏壇の木の部分や塗りの部分はよく絞った布で拭きます。そして、その他の細かい部分は毛ハタキを使用し埃を落とします。

次に金仏壇です。金仏壇は、素手で触ると指紋がついてしまったり、濡れたもので拭くと金箔が剥がれてしまいます。そのため、乾いたもので優しく拭きます。その他の細かい所は、毛筆を使って丁寧に埃を落とすことをおすすめします。

よくある質問

Q.仏壇の引越し費用は?

仏壇仏具店等専門業者への依頼
​お寺の僧侶へのお布施 1万円〜3万円
引越し料金 数千円〜10万円

引越し業者への依頼
1万円〜3万円 (その他オプションあり)

まとめ

まとめ

今回は仏壇の引越しの依頼や自分で移動する方法を紹介しました。

依頼先や予算によって満足度は様々ですが、引っ越しをお考えの際は一度自身の仏壇に関する考え方を確認し、それを元に判断しても良いかもしれませんね。

最後までご一読いただきありがとうございました。

高橋亮

この記事の著者・監修者

株式会社ディライト 代表取締役

高橋亮

葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣スタッフとして働き始め、独立。以降約20年間、葬儀、お墓業界の「人の困った」と「集客の困った」を解消し続けている。

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株式会社ディライト

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株式会社ディライト

株式会社ディライトは、葬儀業界とお墓業界の「集客の困った」と「人の困った」を解決する会社です。

竹田 勇飛

この記事の編集者

お墓の口コミ編集部

竹田 勇飛

東京都出身。計400社以上の墓石、葬儀会社と繋がりを持ち、お墓ディレクター2級を有している。
消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「お墓の口コミ」を運営している。

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