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樹木葬がある霊園の風景

安い樹木葬にはどんな特徴がある?|費用相場・デメリットも解説

最新編集日:2025年09年14日

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樹木葬について「どのくらい安いプランがあるのか」「費用を抑える方法はないか」と気になっていませんか。 樹木葬は一般的なお墓(一般墓)と比べてかなり安い供養方法です。 一般墓の平均費用が150万円なのに対し、樹木葬の相場は60~70万円となっており、安いプランでは10万円を切ることもあります。 この記事では、樹木葬の費用を安く抑えたいと考えている方向けに、「安い樹木葬の特徴」「費用を安く抑える方法」について解説します。 〈記事を読んでわかること〉 ● 樹木葬の「安い」の基準(種類ごとの費用相場) ● 安い樹木葬の特徴 / 安い樹木葬でも問題ない方 ● 樹木葬の費用を安く抑える方法 この記事を読むことで、自分に適した安い樹木葬を選択できるようになり、後悔のない供養方法を見つけられるでしょう。
お墓の口コミ監修者:株式会社ディライト 代表取締役
著者・監修者

株式会社ディライト 代表取締役

高橋 亮

葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣ス...続きを読む
お墓の口コミ編集者:お墓ディレクター2級  竹田勇飛
編集者

お墓ディレクター2級取得者

竹田 勇飛

東京都出身。計400社以上の墓石、葬儀会社と繋がりを持ち、お墓ディレクター2級を有している...続きを読む
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【目次】

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樹木葬の「安い」の基準(種類ごとの費用相場)

安い樹木葬の特徴 / 安い樹木葬でも問題ない方

まとめ|樹木葬の費用を安く抑える方法

FAQ(よくある質問)

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樹木葬の「安い」の基準(種類ごとの費用相場)

樹木葬と一般墓の費用を比較した図解
そもそも樹木葬は「一般墓」と比べて安価な供養方法です。墓石の建立(墓石 + 工事)が必要な一般墓の初期費用は平均150万円といわれますが、樹木葬の相場は60~70万円となっています。 さらに安い10~20万円のプランを設けている霊園もありますが、相場である60~70万円を下回るなら「安い樹木葬」といえるでしょう。 ただし、樹木葬にはさまざまな種類があり、種類ごとの費用相場もあります。そのため、ここでは以下の種類の樹木葬の特徴・費用について解説します。 ● 遺骨の埋葬形式別(合祀型・集合型・個別型) ● 霊園の立地別(里山型・公園型・庭園型) ● 公営霊園の樹木葬

樹木葬の埋葬形式(合祀型・集合型・個別型)

樹木葬の3つの埋葬形式の図解
樹木葬は埋葬形式によって合祀型・集合型・個別型の3つタイプに分類されます。以下、それぞれの特徴と費用について解説します。

合祀型

合祀型とは、骨壷から取り出した複数の方の遺骨を一つの区画にまとめて埋葬する形式です。多くの方の遺骨が土中で混じり合うため、特定の故人の遺骨を識別することはできません。あとから遺骨を取り出すことも不可能です。初期費用の相場は5万円~40万円です。

集合型

集合型とは、1本の樹木(シンボルツリー)の下の納骨スペース(カロート)に、複数の家族の骨壺を納める形式です。カロートは他の家族と共用ですが、遺骨は個別の骨壺に入った状態なので、他の方の遺骨と混じり合うことはありません。初期費用の相場は20~70万円です。

個別型

個別型とは、自分の家族専用のシンボルツリーとカロートが用意される埋葬形式です。集合型と同様、遺骨は骨壺に入ったままカロートに納められ、他の方の遺骨と混じり合うことはありません。初期費用の相場は30~120万円です。

合祀型は安いがデメリットもある

合祀型の樹木葬は安価ですが、以下のデメリットがあります。 ● 他の方の遺骨と混じることに抵抗がある方もいる ● 遺骨を個別に取り出せないため、改葬(お墓の移転)ができない ● お参りの時間が他の家族と重なると落ち着かないという方もいる とはいえ、故人が眠っている区画が明確なら問題はないと考える方、改葬予定がない方、周りに他の家族がいても気にならない方にとっては、何も問題はないといえるでしょう。 ただし、これらをデメリットと捉え、合祀型に反対する親族の方もおられるため、契約前の話し合いは重要です。

樹木葬の立地環境(里山型・公園型・庭園型)

樹木葬の立地や環境による分類図解
樹木葬は立地環境によって、里山型・公園型・庭園型の3タイプに分類され、費用も異なります。ここでは、それぞれの特徴と費用相場について解説します。

里山型

里山型は、都市郊外から離れた山のふもとや丘陵など、自然豊かな環境にある霊園での樹木葬です。「自然に還る」という樹木葬のコンセプトに最も近いタイプで、費用相場は5万円~60万円と比較的安く設定されています。

公園型

公園型は都市近郊に立地する霊園での樹木葬です。スタッフの手入れにより、年間を通じて明るく清潔な環境が保たれています。費用相場は15~70万円です。

庭園型

駅から徒歩圏内の霊園の一角に樹木葬区画を設けるのが庭園型樹木葬です。草花や芝生、石畳の整然とした景観が特徴で、欧風庭園のような趣を持つタイプは「ガーデン型」とも呼ばれます。費用相場は25~120万円で里山型・公園型より高い場合が多くなっています。 一般的には、庭園型→公園型→里山型の順に費用は安くなります。しかし、霊園による価格差、埋葬形式による価格差のほうが大きいため、必ずしも里山型が最も安いわけではありません。

公営霊園の樹木葬は安いが制約も多い

公営霊園(自治体が運営する霊園)は、民営霊園より大幅に費用を抑えることができます。民営霊園の樹木葬の相場は60~70万円ですが、公営霊園の樹木葬の多くは10~20万円で利用できます。 ただし、樹木葬の区画がある公営霊園は国内に30箇所もありません(2025年8月現在)。また、ほとんどの公営霊園には以下の制約があります。 ● その自治体に一定期間以上住んでいることが応募条件になっている ● 年1回しか募集されず、申込みから納骨まで数ヶ月かかる霊園もある ● 応募者が多い場合は抽選になり、何年も落選し続けることがある ● 納骨に立ち会うことができない(納骨作業は職員のみで行われる) ● 宗教行事は行わない(僧侶による読経、法要などがない) これらの制約はあるものの、宗教行事を好まない方や、納骨を急いでいない方、数年に渡って応募できる方は、公営霊園を検討するのもよいでしょう。 関連記事:公営樹木葬の相場・民営霊園や寺院墓地との違い|全国の公営霊園も紹介

安い樹木葬の特徴 / 安い樹木葬でも問題ない方

初期費用が60~70万円を下回れば「安い樹木葬」だといえるでしょう。 では、安い樹木葬にはどんな特徴があり、どんな方に適しているのでしょうか。ここでは「安い樹木葬の特徴」「安い樹木葬でも問題ない方」について解説します。

安い樹木葬の特徴

安い樹木葬には以下の特徴があります。 埋葬形式は合祀型か集合型: 安い樹木葬は区画が他の家族と共用の合祀型・集合型が中心です。一つの家族専用の区画が与えられる個別型は、相場(60~70万円)より高くなります。 遺骨は1~2体のみ埋葬: 単身者向けの1名プランや、夫婦向けの2名プランは費用を安く抑えられます。4~6名の遺骨を埋葬できるプランは、1~2名用の1.5~2倍の費用がかかります。 プレートは標準仕様のみ: 安い樹木葬のプレートには霊園が指定する標準の石材が使われます。また、故人のお名前や家名、「ありがとう」などの短い言葉しか彫刻できません。いっぽうで、高額な樹木葬では、プレートに高級石材が使われていたり、凝った装飾も可能な場合があります。

安い樹木葬でも問題ない方

以下の方は、あえて高額な樹木葬を契約する必要はないでしょう。 自然に還ることを重視する方: 「自然回帰」という樹木葬本来の理念に共感し、「自分の遺骨は土に還してほしい」と願っている方。 改葬予定がなく、遺骨の個別安置も希望しない方: 将来的に遺骨を別のお墓に移す予定がない方、個別の骨壺に自分の遺骨を納めなくてもよい方は合祀型を選んでも問題ありません。 単身者や子供のいない夫婦: 樹木葬の費用は遺骨の収蔵数が多いほど高くなります。単身の方や子のないご夫婦は合祀型や相場より安い集合型で十分ではないでしょうか? シンプルなプレートで十分な方: プレートの石の素材やデザインにこだわりがない方は、安価なプランで十分な場合があります。

まとめ|樹木葬の費用を安く抑える方法

本記事では、費用が安い樹木葬について解説しました。60~70万円という相場を下回るなら安い樹木葬だといえるでしょう。 最後に樹木葬の費用を安く抑える方法について以下にまとめます。 ● 合祀型を選ぶ ● 1人用または2人用のプランを選ぶ ● オプション(特注のプレート、ペット共葬等)を付けない ● 公営霊園を狙う 樹木葬の費用についてさらにくわしく知りたい方は、以下の記事もご参考ください。 関連記事:樹木葬の費用相場はいくら?内訳・安く抑える方法・よくある失敗を解説 お墓の口コミでは、全国の樹木葬霊園の費用や口コミを比較できます。安い樹木葬をお探しの方はぜひご活用ください。 「お墓の口コミ」で霊園を探してみる

FAQ(よくある質問)

Q.樹木葬の費用相場はどのくらいですか?
A.
樹木葬の費用相場は60~70万円です。10~20万円のかなり安いプランもあり、合祀型なら10万円を切る場合もあります。
Q.安い樹木葬と高い樹木葬の違いは何ですか?
A.
主な違いは「埋葬形式」「遺骨の埋葬数」「プレートの仕様」です。安い樹木葬の埋葬形式は合祀型・集合型が多く、遺骨の埋葬数は1~2体、プレートは標準仕様のみとなります。高い樹木葬は埋葬形式が個別型で、遺骨は4~6体埋葬可能、プレートには高級石材が使用されるケースが多くなっています。
Q.合祀型の樹木葬のデメリットを教えてください?
A.
合祀型には以下のデメリットがあります。 ● 他の方の遺骨と混じることに抵抗がある方もいる ● 遺骨を個別に取り出せないため、改葬(お墓の移転)ができない ● お参りの時間が他の家族と重なると落ち着かないという方もいる これらが気にならない方は合祀型でも問題ないといえるでしょう。
Q.公営霊園の樹木葬はどれくらい安いですか?
A.
公営霊園の樹木葬は10~20万円で利用できることが多く、民営霊園の相場(60~70万円)より大幅に安価です。ただし、公営霊園は全国に30箇所程度しかなく、居住要件や抽選制などの制約があります。
Q.樹木葬の費用を安く抑える方法を教えてください。
A.
以下の方法が効果的です。 ● 合祀型を選ぶ ● 1人用または2人用のプランを選ぶ ● オプション(特注プレート、ペット共葬等)を付けない ● 公営霊園に申し込む

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