熊本県の墓じまい費用や補助金情報・流れなど詳しく解説!
最新編集日:2025年06年04日
熊本県で墓じまいをするために以下の内容を解説しています。
・熊本県で墓じまいをする流れ
・熊本県の墓じまい費用
・墓じまい費用が払えない時の対処法
・熊本県の墓じまい補助金について
など詳しく解説しています。
今回の記事を読むことで、熊本県での墓じまいをスムーズに進めていくことができます。

著者・監修者
株式会社ディライト 代表取締役
葬儀の人材派遣と集客支援の最大手、株式会社ディライトの代表取締役。20歳で葬儀の人材派遣ス...
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編集者
お墓ディレクター2級取得者
東京都出身。計400社以上の墓石、葬儀会社と繋がりを持ち、お墓ディレクター2級を有している...
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熊本県で墓じまいをする際の流れは以下になります。
1.家族や親族に相談する
2.お寺や霊園に相談する
3.新しい納骨先を決める
4.行政手続きをする
5.閉眼供養をする
6.お墓を撤去する
7.新しい納骨先に納骨する
1つずつ詳しく解説していきます。
1.家族や親族に相談する
一番最初に、家族や親族の理解を得ることが大切です。
家族や親族に中には、墓じまいに対して良い印象を持たない人もいるでしょう。
墓じまいを相談せずに進めてしまうと、後々トラブルに発展することもあります。
そのため、墓じまいを検討し始めた段階で相談しておきましょう。
2.お寺や霊園に相談する
現在お墓のあるお寺や霊園の管理者にも事前に相談をしましょう。
特にお寺の檀家としてお墓を持っている場合は、墓じまいをすることは檀家をやめることになります。
そのため、相談せずに急に「墓じまいします」と伝えてしまうと「高額な離檀料の請求をされる」などトラブルになることもあります。
長年お墓を守ってきてくれた感謝の気持ちを持って、まずは相談をしましょう。
3.新しい納骨先を決める
早い段階で、遺骨の新しい納骨先を決めておきましょう。
新しい納骨先を決めておく理由としては以下の2つが挙げられます。
・行政手続きの際に新しい納骨先の住所が必要
・遺骨を取り出した後に納骨する先が必要
急いで納骨先を決めてしまうと、新しい供養方法によっては家族や親族から反対されてしまうこともあります。
新しい納骨先も事前に相談して決めていきましょう。
4.行政手続きをする
墓じまいで遺骨を取り出し、お墓に引っ越しをするためには「改葬許可証」という書類が必要です。
この「改葬許可証」を発行するためには以下の3つの書類をお墓のある自治体の役所に提出する必要があります。
「埋葬証明書」
今あるお墓の管理者から発行してもらう「このお墓には誰が眠っているのかを証明する書類」です。
「受入証明書」
新しいお墓の管理者から発行してもらう「遺骨の受け入れを許可したことを証明する書類」です。
「改葬許可申請書」
今のお墓がある市区町村から発行してもらう「お墓の移動を許可する申請書類」です。
5.閉眼供養をする
遺骨を取り出す前に閉眼供養を行います。
閉眼供養とは「魂抜き」とも呼ばれ、僧侶がお墓の前で読経供養してお墓に眠る故人様の魂を抜いて通常の状態に戻す儀式です。
基本的にお寺の場合はご住職が行います。菩提寺が無い場合は近くのお寺のご住職に依頼しましょう。
閉眼供養は必ず行わないといけない訳ではありませんが、特に理由が無い場合は閉眼供養を行いましょう。
閉眼供養を行っていないと作業を請け負ってくれない石材業者もいます。事前に相談しておくと安心です。
6.お墓を撤去する
閉眼供養が終わったらいよいよ遺骨を取り出し、お墓の撤去をします。
一般的には、お墓を購入した石材業者に依頼します。ただ、お寺や霊園によっては撤去する業者が指定されている場合もあるので事前に確認しておきましょう。
閉眼供養と遺骨の取り出しを同日で行う人が多いです。
7.新しい納骨先に納骨する
新しい墓地管理者に「改葬許可証」を提出し納骨を行います。
納骨時に「開眼供養」を行います。
開眼供養とは、新しいお墓に故人様の魂を迎え入れる儀式です。
ここまでが熊本県で墓じまいをする一般的な流れになります。
熊本県の墓じまい費用
熊本県で墓じまいをする費用相場は、30万~300万円とされています。
墓じまい費用の内訳としては以下になります。
金額幅が大きいのは、墓じまい後の供養方法による影響が大きいです。
熊本県の墓じまいマナー
熊本県で墓じまいをする際のマナーとして以下の3点に気を付けましょう。
・墓じまいの服装
・墓じまいの持ち物
・墓じまいのお布施のマナー
1つずつ詳しく解説していきます。
墓じまいの服装
墓じまいを行う際は故人様への敬意として、適切な服装が求められます。
墓じまいの際は、男女ともに「平服」が好ましいと考えられています。
平服とは、礼服よりも自由度が高いフォーマルな服装を指します。
男性の場合は、グレーや紺色のスーツ・黒や紺のネクタイなどです。
女性の場合は、グレーや紺色のスーツ・ワンピースが適切です。
子どもの場合は、学校の制服、黒や紺色のスーツがよいでしょう。
墓じまいの持ち物
墓じまい当日の持ち物は、「お布施」「掃除道具」「お供え物」「線香」を忘れずに持って行きましょう。
お布施
当日に僧侶や住職に渡します。
掃除道具
最後にお墓を綺麗にします。お墓の周囲に雑草など生えている場合は、綺麗に処理しましょう。
お供え物
お供え物は、果物・お菓子・お酒・花などが一般的です。保存がきくものや手軽に手に入るものがよいでしょう。
線香
墓じまいを行う際に、故人様に敬意を表すために線香を焚きます。火の取り扱いには十分に注意しましょう。
墓じまいのお布施のマナー
墓じまいのお布施のマナーとして以下の6つに気を付けましょう。
➀お布施は不祝儀袋に入れる
②表書きには「御布施」と書く
③お札は肖像画が表の上部に来るように入れる
④裏書きは旧字体の漢数字を使用する
⑤お布施は供養の前後で渡す
⑥お布施は切手盆に乗せて渡す
墓じまいの費用が払えない時の対処法
墓じまい費用が高額で払えないと悩んでいる方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
墓じまい費用が払えない時の対処法として以下の3つを紹介します。
・家族や親族に相談する
・メモリアルローンを利用する
・自治体の補助金を利用する
家族や親族に相談する
後継者が1人で墓じまい費用を負担する必要はありません。費用が準備できないのであれば家族や親族から少しずつでも協力してもらえないか相談してみましょう。
お墓は後継者だけの問題ではなく、家族や親族全体の問題になります。
メモリアルローンを利用する
本文: メモリアルローンは、お墓や葬儀などに目的を絞ったローンです。
墓じまいはこのメモリアルローンの対象になっています。
メモリアルローンは目的が絞られている分、カードローンなどに比べると金利が安め傾向で審査も通りやすいです。
一般的にお寺や霊園、石材店などの業者が提供しているので相談してみましょう。
自治体の補助金を利用する
各自治体が実施している補助金を利用しましょう。
自治体によって補助金額は異なりますが、10万円~20万円ほどであることが多いです。
ただし、すべての自治体が補助金制度を行っているわけではありません。
まだ、対応している自治体が少ないのが現状です。
まずは、お墓のある自治体に墓じまいの補助金制度があるか確認してみましょう。
墓じまいの補助金が出る理由
墓じまいの補助金が自治体から出る理由としては、「無縁墓」の問題を解決するためです。
無縁墓とは、お墓を継承する人がいなくなり、管理されなくなったお墓のことを指します。
公営墓地の場合は、無縁墓の撤去・解体費用を各自治体が出します。
無縁墓を増やさないように補助金や助成金を支給し、無縁墓問題の解決を目指す自治体の施策です。
熊本県の墓じまい補助金の現状
現在、補助金を出している自治体としては以下が挙げられます。
千葉県市川市「市川霊園」
群馬県太田市「八王子山公園墓地」
熊本県に補助金が確認するには、自治体に確認をする必要があります。
公営霊園によっては墓所の使用料を一部返還してもらえる場合があるので、お墓がある自治体に相談してみましょう。
Q.墓じまいの費用はどうやって抑えますか?
A.墓じまいの費用を抑える方法として一番有効なものとして、移動先の供養方法を「永代供養墓」「散骨」「樹木葬」など比較的安価ば供養方法を選択することです。
Q.墓じまいで取り出した遺骨はどうなるの?
A.結論、墓じまいで取り出した遺骨は、新しい供養先に納骨する必要があります。
「墓地、埋葬等に関する法律」で墓地以外の場所で埋葬することは禁止されています。
Q.墓じまいしたらいくらお金もらえるの?
A.各自治体によって異なりますが、10万~20万円程度が一般的とされています。
まとめ
今回の記事では
・熊本県で墓じまいをする流れ
・墓じまい費用相場
・墓じまいのマナー
・墓じまいの補助金が出る理由
など詳しく解説いたしました。
この記事を読むことで、熊本県で墓じまいを検討している人がスムーズに墓じまいを進めて行くことができます。
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