ペットと一緒に入れる樹木葬とは?メリットやデメリット、種類や費用など徹底解説!

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ペットと一緒に樹木葬

この記事はこんな人におすすめ

  • ペットと一緒に入れる樹木葬をお探しの方

  • ペットと入れる樹木葬にはどんな種類があるのか知りたい方

  • ペットと一緒に入れる樹木葬の費用を知りたい方

大切な家族の一員であるペット。

自分が亡くなった後もペットと一緒にいられる埋葬方法を求める方も少なくありません。

最近では、ペットと一緒に入れる樹木葬が注目を集めています。

本記事では、ペットと一緒に入れる樹木葬の種類やメリット・デメリット、費用などについて詳しく解説します。

そもそも樹木葬とは?

樹木葬とは、墓石の代わりに樹木を墓標とし、自然環境の中へ遺骨を埋葬する方法です。

墓石を必要としないことから一般的なお墓よりもコストを抑えられるほか、宗教や宗派を問わないケースが多いため、現代のライフスタイルに合った埋葬方法として注目されています。

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ペットと一緒に入れる樹木葬の種類

ペットの遺骨

樹木葬の中には、ペットと一緒に入れるものがあります。

ペットと一緒に入れる樹木葬にはどんな種類があるのかを解説します。

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合祀型

合祀型は、1本のシンボルツリーの下に複数の遺骨が一緒に埋葬される埋葬方法です。

共同の区画の中に個別で穴を開けて遺骨を納めるタイプと、全ての遺骨を同じ穴に納める方法があります。

樹木葬の中では、比較的コストを抑えやすい埋葬方法です。

個別型

個別型は、他の故人と遺骨が混ざらないように区画が完全に分けられているタイプの埋葬方法です。

個別のシンボルツリーやプレートが設けられており、お墓としての独立性が高くなっています。

樹木葬の中では、最もコストが高くなる埋葬方法です。

霊園によっては一定期間個別で埋葬した後、遺骨を取り出して合祀されることもあります。

種類別にみる樹木葬にかかる費用相場

ペットと一緒に入る樹木葬費用

樹木葬にかかる費用相場は、上記のとおりです。

霊園によっても異なりますが、基本的に個別型の方が合祀型よりも費用が高い傾向です。

また、ペットだけを埋葬するよりも、ペットと一緒に飼い主の遺骨も埋葬するほうがコストは高くなります。

ペットと一緒に入れるかに限らず、樹木葬にかかる費用の内訳は以下の通りです。

【霊園使用料】

霊園の土地や区画を使用するために支払うお金です。

一度払えば、それ以降支払うことはありません。

【納骨料】

遺骨を納骨するためにかかる費用です。

霊苑使用料に含まれることもあれば、遺骨を納めるごとに必要になることもあるため事前に確認が必要です。

【銘板彫刻代】

故人や家の名を刻んだ銘板を作る際にかかる費用です。

故人の名を刻む石板がない樹木葬では、銘板を設置するケースが多いです。

なお、オプションで銘板設置の有無を選択できる場合もあります。

【年間管理料】

お墓を維持・管理してもらうために支払う費用です。

なお、樹木葬では永代供養のケースが多く、年間管理料がかからないこともあります。

ペットと一緒に入れる樹木葬のメリット

メリット画像

動物本来の姿である自然へと還れる

ペットと一緒に樹木葬をするメリットとして、自然へと還れるという点が挙げられます。

動物本来の姿に戻って自然へと戻るというのは、ペットのために墓石を建てるのに抵抗があるという方にも受け入れやすいコンセプトでしょう。

費用が安く抑えられる

墓石を伴う一般的なお墓と比べて費用が抑えられるのも、樹木葬のメリットです。

管理費用も安いケースが多いため、お墓を引き継ぐ子や孫への負担も軽くできます。

ペットと一緒に入れる樹木葬のデメリット

デメリット画像

ペットと一緒の樹木葬を取り扱っている霊園が少ない

ペットと一緒に入れる樹木葬を取り扱う霊園は多くないため、選択肢が限られてしまう点はデメリットの1つです。

樹木葬は取り扱っていてもペットと一緒に入れなかったり、対応している霊園が見つかっても遠方まで出向かなければならない可能性もあります。

後から遺骨を取り出せない

樹木葬では多くの場合、埋葬後に遺骨を再度取り出すことができません。

そのため、後に家族がお墓を別の霊園に移したいと考えても遺骨を移動させることができないため、注意が必要です。

ペットと一緒に樹木葬に入る際に気を付けたい点

POINT画像

続いて、ペットと一緒に樹木葬する際に気を付けたい点について解説します。

事前に埋葬方法を確認する

霊園を選ぶ際は、自分が希望する埋葬方法を実現できるか確認しましょう。

冒頭でもお伝えしたように、樹木葬には大きく分けて合祀型と個別型の2種類があります。

個別型の場合、一定期間経過後に遺骨を取り出して合祀するケースもあるため注意してください。

また、合祀型の場合、動物の遺骨と人間の遺骨を分けて埋葬することもあるため、事前に確かめておきましょう。

宗教不問か確認する

基本的に、樹木葬では宗教や宗派を問わない場合がほとんどですが、寺院が運営する樹木葬では檀家にならなければ利用できないこともあります。

檀家になると、お布施などの費用を払う必要が出てきますので、信仰する宗教が特に無い場合は宗教不問の樹木葬を選択すると良いでしょう。

家族の理解を得る

ペットと一緒に入る樹木葬は比較的新しい埋葬方法であるため、家族から理解を示してもらえないこともあります。

後のトラブルに繋がる可能性もあるため、家族や親族の中に伝統的な墓石のお墓を希望している方がいる場合は、事前にしっかりと話し合いをして、認識を擦り合わせることが大切です。

よくある質問

ペットと一緒に樹木葬に入る場合、どうやって霊園を探したらいい

基本的には、一般的な墓地を探すのと同じです。

ホームページなどで情報を収集して、希望する条件がマッチする場所を探します。

気になる場所が見つかれば、実際に現地に赴いて見学をすると良いでしょう。

1か所だけでなく、複数場所を比較検討することをおすすめします。

ペットと同じ場所に自分の遺骨も埋葬できますか?

霊園によって異なるため、事前に確認が必要です。

ペットと一緒に入る樹木葬の種類には合祀型と個別型がありますが、合祀型の場合、動物と人間は遺骨を分けて埋葬されることがほとんどです。

また個別型の埋葬方法でも、一定期間経つと遺骨を取り出して合祀されるケースもあるため、永久的にペットと一緒に埋葬されることを望む場合は、事前に埋葬方法をしっかりと確認しましょう。

まとめ

今回は、ペットと一緒に入れる樹木葬について、種類や費用相場、注意したい点についてお伝えしました。

ペットと一緒に入れる樹木葬は、家族の一員であるペットといつまでも一緒にいられるという新しいライフスタイルにマッチした埋葬方法です。

費用が抑えられたり、動物本来の姿である自然へ還れるといったメリットがありますが、霊園の選択肢が少なかったり、後から遺骨を取り出せないなどのデメリットもあります。

しっかりと事前に確認し、家族とも相談しながら、ペットとご自身にとって最適な方法を選びましょう。

株式会社ディライト

この記事の著者・監修者

株式会社ディライト

株式会社ディライトは、葬儀業界とお墓業界の「集客の困った」と「人の困った」を解決する会社です。

竹田 勇仁

この記事の編集者

お墓の口コミ編集部

竹田 勇仁

東京都出身。大学を卒業後葬儀社で勤務。
現場経験を経て、消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「お墓の口コミ」を運営している。

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