お彼岸におすすめの花は?選ぶときの注意点やお供えの仕方など徹底解説!

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お彼岸にお供えする花の写真

この記事はこんな人におすすめ

  • お彼岸にお供えするお花について知りたい方

  • お彼岸のお花を選ぶときの注意点を知りたい方

  • お彼岸のお花の飾り方について知りたい方

お彼岸に花をお供えすることは、故人やご先祖様への感謝の意を表す大切なこととされています。

お墓や仏壇にお花をお供えするイメージはありますが、実際どのような花をお供えすればよいのかご存じでしょうか?

今回の記事では、お彼岸のお供えにふさわしい定番の花や、春と秋のお彼岸の時期におすすめの花、また、選ぶときの注意点やお供えの仕方についても詳しく解説していきます。

そもそもお彼岸とは?

お彼岸とは、日本の伝統的な行事であり、春分の日と秋分の日の前後3日間を含めた1週間の期間を指します。

1948年に施行された祝日法により、春分の日は自然をたたえ生物をいつくしむ日、秋分の日は祖先をうやまい、亡くなった人々を偲ぶ日と定められています。

お彼岸は、ご先祖様に祈りをささげる大切な時間であり、日本特有の風習です。

「彼岸」という言葉は、ご先祖様が住むとされるあの世を指し、私たちが生きるこの世は「此岸」と呼ばれ、この間に流れる川を「三途の川(さんずのかわ)」と呼ばれます。

お彼岸期間中はこの距離が最も近くなるといわれており、家族でお墓参りをし、ご先祖様に祈りを捧げることで、先人の教えを思い起こす良い機会となります。

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お彼岸に花を飾る理由

仏教では一般的に「五供(ごく)」と呼ばれる、【香(お線香)・花・灯明(ろうそく)・浄水・飲食】の5つの基本的なお供え物が重要とされています。

その中の一つの「花」を飾る理由として、

●故人やご先祖様に感謝の気持ちを表すため
●命の儚さや尊さを知るため
●お供えする人の心を清め、豊かにする

など、宗派によっても異なりますが、上記のような理由があるといわれています。

お彼岸にはどのような花を選べばよい?

お彼岸にお供えする花に決まりはありませんが、季節の花や故人が好きだった花、また、できるだけ長持ちする花を選ぶと良いでしょう。

しかし、花を選ぶ際は、それぞれの花が持つ意味やマナーを考慮することが大切とされています。

ここでは、お彼岸にお供えする定番の花から、春・秋のお彼岸におすすめの花を紹介します。

季節問わず定番の花

季節問わず、1年を通して入手できるおすすめの仏花を紹介します。

お彼岸におすすめの花は?選ぶときの注意点やお供えの仕方など徹底解説!

菊の花は、お供えに用いる代表的な花とされています。

菊は古くから邪気を払うとされており、その長寿の花持ちからも、仏壇や墓前にお供えするのに非常に適しています。

なお、菊は奇数本数で贈るのが良いとされるため、3本や5本などの束で準備するのがマナーです。

ユリ

お彼岸におすすめの花は?選ぶときの注意点やお供えの仕方など徹底解説!

ユリの花もお供えに選ばれることが多い花です。

特に白いユリは、純潔と尊敬の象徴とされ、仏壇や墓前にお供えするのにふさわしい花です。

また、ユリの美しい香りは、故人への思いをより深いものにしてくれます。

ただし、香りが強すぎる場合は控えめな量にすることもマナーです。

カーネーション

お彼岸におすすめの花は?選ぶときの注意点やお供えの仕方など徹底解説!

カーネーションもお供えに適した花の一つです。

カーネーションは長持ちするため、お彼岸の期間中、花がしおれずに美しさを保つので、お供え物として非常に適しています。

春のお彼岸におすすめの花

●スイートピー
●アイリス
●スターチス
●ストック
●トルコキキョウ
●フリージア
●牡丹

秋のお彼岸におすすめの花

●ケイトウ
●リンドウ
●キキョウ
●ダリア
●コスモス
●ハギ

お彼岸におすすめの花の色は?

お彼岸のお花の色に決まりはありませんが、故人が亡くなってから四十九日までや、初めて迎えるお彼岸は、白を基調とした色合いの花をお供えすることが多いです。

これを「白上がり」といいます。

四十九日や一周忌以降は、淡い色の花をお供えするのが一般的で、黄色や紫もよく使われます。

あまり派手な色合いにならないように気をつけましょう。

お彼岸に避けたほうがいい花

お彼岸に避けたほうがいい花として、トゲのある花や毒のある花、匂いが強過ぎる花やツルのある花が挙げられます。

下記のような花は避けたほうが良いでしょう。

●椿
●彼岸花
●キンモクセイ
●バラ
●アサガオ
など。

お彼岸の花の飾り方

お供えの花の写真

お彼岸に仏壇やお墓参りでお供えする場合は「左右一対」の花束を用意し、対象になるように飾りましょう。

日本では慶事には奇数がいいとされており、一束の花の本数は3本・5本・7本などの奇数にし、それぞれ同じ花束を一束ずつお供えするのが正式なマナーです。

仏壇にお供えする場合は、そのまま飾れるアレンジメントや、枯れないプリザーブドフラワーも人気です。

お供えの花を長持ちさせる方法

お墓や仏壇にお供えした花は、なるべく長持ちするような配慮が必要です。

まず、お供えする前に花立を綺麗に洗いましょう。

お墓にお供えした花の水を毎日替えるのは難しいかと思いますが、仏壇にお供えした花は毎日こまめに水を替え、その都度、花立も洗いましょう。

また、葉が水に浸かっていると水が汚れやすいので、茎の下の部分についている葉はあらかじめ取り、2日に1回程度、茎の根元から2~3cmのところをハサミでカットしましょう。

そうすることにより、水を吸いやすくなり花まで水が行き渡るため、花持ちが良くなります。

よくある質問

お彼岸にお供えする花は?

春のお彼岸なら「アイリス・ストック・牡丹」、秋のお彼岸なら「ケイトウ・リンドウ・コスモス」などが良いでしょう。

お彼岸のお供えにプリザーブドフラワーを飾ってもいいですか?

お供えする花は、生花ではならないという決まりはなく、プリザーブドフラワーでも造花でも問題ありません。

ただし、プリザーブドフラワーは紫外線に弱いので、お墓などのお供えには向きませんので注意しましょう。

まとめ

今回の記事では、お彼岸にお供えする定番の花から春彼岸・秋彼岸におすすめの花、また、花の飾り方や選ぶ際の注意点などについても詳しく解説しました。

「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、お彼岸は過ごしやすくなってくる時期でもあります。

今回解説したポイントをおさえ、この機会に家族でお墓参りに行ったり、仏壇に花をお供えして、ご先祖様に感謝の気持ちを伝えましょう。

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株式会社ディライト

この記事の著者・監修者

株式会社ディライト

株式会社ディライトは、葬儀業界とお墓業界の「集客の困った」と「人の困った」を解決する会社です。

竹田 勇仁

この記事の編集者

お墓の口コミ編集部

竹田 勇仁

東京都出身。大学を卒業後葬儀社で勤務。
現場経験を経て、消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「お墓の口コミ」を運営している。

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