樹木葬でトラブルが起きる要因は?対策も解説!

最新編集日:

樹木葬

「樹木葬で起きるトラブルとは?」「樹木葬を選ぶ上での注意点は?」など疑問や悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

今回の記事では

・樹木葬でのトラブルの要因
・トラブルへの対策

など詳しく解説しています。

この記事を読むことで、樹木葬でのトラブルの要因を知り、失敗しない樹木葬選びができます。

では早速見ていきましょう。

なぜ樹木葬でトラブルは起きる?

近年、樹木葬はお墓の種類の新規購入者割合で一番人気となっています。

比較的、新しい埋葬方法なので、購入者の「イメージの違い」や「樹木葬の知識がない」為、トラブルが起きる場合があります。

トラブルを防ぐ為、樹木葬の知識をつけて事前に対策しましょう。

あわせて読みたい

樹木葬 樹木葬とは何か?種類や特徴を徹底解説!

樹木葬でトラブルが起きる理由

樹木葬でトラブルが起きる理由

管理・手入れでのトラブル

樹木葬は、樹木や草花などの植物を扱います。その為、管理や手入れをしないと枯たり、荒れてしまいます。

樹木葬を管理や手入れするのは、一般的には運営元業社や霊園の管理者です。

ただし、管理者の手が回らない場合や、予算不足による管理が行き届いていないなどの話はたまに耳にします。
購入前に期待していた景観と異なってしまいトラブルにつながります。


その為に事前にどこまで管理してもらえるのかや誰が管理をするのかの確認と契約書に目を通しておきましょう。

費用に関するトラブル

樹木葬は一般墓に比べると墓石を立てない分、比較的費用を抑えて埋葬することができます。

ただし、樹木葬の中でも費用の幅はそれぞれです。
個別区画や合祀では費用は大きく違います。また個別供養でも造りや使っている石での費用の違いがあります。
お金がかかっている分、手入れや耐久面などのメリットあります。

また他にも、プレートに彫刻したり、デザインによっても費用は変わりますので、事前に料金条件や見学をして実物を見るようにしましょう。

立地によるトラブル

樹木葬は一般的なお墓と同じように霊園やお寺にあるタイプが多いです。

ただ、里山型という自然をそのまま生かしたタイプの樹木葬だと、山の中が多い為、アクセスがしづらい場合も多いです。

今後、お墓参りをすることを考え、場所なども決めましょう。
お年をとられた時や遺された家族のことも考えることは大切です。

納骨数が決まっているトラブル

個別区画の場合は納骨人数が決めれています。

契約をした後に、納骨数を増やすことは難しいので、契約する前に納骨数を想定しましょう。

埋葬期間が決められていることによるトラブル

個別区画の場合には、埋葬期間が設けられていることがあります。

埋葬期間が過ぎた場合には、多くの場合、遺骨は合祀され、取り出しや改葬はできなくなります。

埋葬期間が延長できない場合もありますので事前に確認しましょう。
埋葬期間が長いことを想定している場合には、遺骨がどうなるのかを確認するようにしましょう。

お墓参りのスペースでのトラブル

樹木葬ではお墓参りの際に参拝するスペースが共同ということもあります。

合祀タイプの場合は共同になりますので、他の利用者とのトラブルやお彼岸やお盆の混雑する時期にはゆっくり参拝できないこともあるようです。

遺骨を取り出すことができないトラブル

樹木葬は個別の場合は一般的には骨壷に入れて埋葬します。しかし土に還すことを目的としている樹木葬では、骨壷に入れずに埋葬することもあります。

その場合、土に還り始めている場合もあるので取り出せないことがあります。

また合祀の場合では、他の遺骨と混ざってしまうので取り出すことはできません。

遺骨を取り出すことができなければ、改葬もできないのでお墓の場所を移動することができません。

樹木葬のトラブルを避けるための対策

見学すること

樹木葬に限らず、お墓を探している時には必ず見学するようにしましょう。
見学をする際に対応してくれる事業者がいるのであれば、以下の項目を確認しておきましょう。

利便性

見学をする際には、利便性を確認しましょう。
交通手段、自宅から霊園までの時間、お歳を取られても行きやすいかどうかなど確認しましょう。
お参りをしやすいかどうかも重要な問題です。

手入れ・管理

契約を結ぶ前に、手入れ・管理は誰がするのか、頻度、管理者の対応などを確認しておかなければなりません。

定期的な管理や手入れが行き届いているかを事前に調べ、安心して任せられる場所を選ぶことが重要です。

費用

費用は永代供養料、プレート代、彫刻代、追加納骨代などありますので、<事前に費用にかかわる部分を全て確認しておきましょう。

納骨数

個別区画の樹木葬は納骨できる数が決められている場合が殆どです。事前に納骨できる人数や、納骨する数が増えてしまった場合の対応を確認しておきましょう。

埋葬期間

個別区画の樹木葬は埋葬期間が決められている場合があります。
事前に埋葬期間の確認と期間が過ぎてしまった場合の対応を確認しておきましょう。

予算を決め計画を立てる

樹木葬でも費用が高額になることがあります。そのため、樹木葬にかかる費用の全体像を理解し、予算内で収められるよう計画を立てることが大切です。

また、将来的に発生するかもしれない追加費用についても検討し、トラブルを避けるための予算計画を立てるべきです。

家族との話し合い

樹木葬を選択する際は、家族や親族との十分な話し合いも必要です。樹木葬への理解や賛同を得ることで、トラブルを事前に防ぐことができます。

特に、埋葬方法に関する家族の希望や意向を確認し、全員が納得できる選択をすることが大切です。

事前に家族としっかりと意思疎通を図り、合意形成をはかることで、後のトラブルを避けることが可能となります。

よくある質問

樹木葬でのトラブルの理由は?

樹木葬でのトラブルは以下のケースが多いです。
・管理・手入れが行き届いていない。
・費用が思ったより掛かった。
・お参りがしずらい。
・遺骨を取り出すことができない。
・納骨人数が決められていた。

樹木葬でのトラブルは見学することで解決することが殆どなので、まずは見学することをお勧めします。

まとめ

今回は、樹木葬のトラブル、対策などについて解説しました。

最近の注目を集めている樹木葬ですが、トラブルもあります。

トラブルを防ぐためには、事前にしっかりと調査を行い、費用の確認や計画を立て、管理状況をチェックし、家族と十分に話し合うことが重要です。

株式会社ディライト

この記事の著者・監修者

株式会社ディライト

株式会社ディライトは、葬儀業界とお墓業界の「集客の困った」と「人の困った」を解決する会社です。

竹田 勇仁

この記事の編集者

お墓の口コミ編集部

竹田 勇仁

東京都出身。大学を卒業後葬儀社で勤務。
現場経験を経て、消費者に有益な情報を届けたいという想いから、現在「お墓の口コミ」を運営している。

関連記事